株と金利の関係は?


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    これから株を始めたいと思っている方は、ぜひ金利と株価の関係を確認しておいていただきたいと思います。企業の業績が上がればその株価も上がるわけですが、株を購入する際は景気変動も頭に入れておかなくてはなりません。よく景気が良い、景気が悪いという言い方をしますが、景気には日銀が介入する規制金利が大きく関係しています。

    株も景気に左右されて上昇したり下落したりし続けています。つまり株と金利は切っても切れない関係にあると言えます。そして、株を買うタイミングも大切です。なるべく安いときに買いたいとはだれでも思うことですが、それ以外にも買い時と呼ばれるタイミングがあります。では上手に株を買うには、どうすればよいのでしょうか?まずは金利と株の関係から見ていくことにしましょう。

    金利と株価との関係

    簡単に言ってしまえば、金利と株価は反比例の関係にあります。つまり、長期金利が下落すれば株価は上昇しますし、長期金利が上昇すれば株価は下落します。最初に長期金利が下落する場合を考えてみましょう。金利が下落するということは不景気になることを表します。金利が低下してしまえば金融機関にお金を預金していても、増やすことは出来ません。そこで多くの投資家が株式に投資してお金を増やそうとします。そこで、株価は上昇します。株式の人気が高まるということは需要が増えるということですから、株価が上がるのは当然です。これは、オークションを考えてみると分かりやすいでしょう。

    例えばある人気のある作家の絵画がオークションに出品された場合、その絵画は多くの人が欲しがるため、価格はどんどん吊り上がっていきます。同じように人気が高まれば高まるほど株価は上昇します。次に長期金利が上昇した場合を考えてみます。金利が上昇すると景気が良くなるため、多くの投資家は株式よりも安定運用が可能な貯蓄に関心を持ち始めます。

    中には、好景気でも積極的な攻めの投資をしたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの方は定期預金などリスクの少ない商品でしっかり利益を出そうと考えると言われています。そのため株式の人気が少なくなり、株価は下がります。金利が下落している時は株式を安く手に入れることができます。

    また、金利が上がった時に株式を売れば多くの利益を得ることができます。つまり金利が下がった時は株式の買い時、上がった時は株式の売り時だと覚えておかれると良いでしょう。金利の上昇、下落のタイミングをうまく捉えて売買することが株式投資の醍醐味の一つとも言えますし、株式投資を成功させる秘訣と言えるかもしれません。

    好景気になると金利を上げることも

    好景気になればモノがどんどん売れ始め、企業は多大な利益を得ます。そしてその結果雇用されている人のお給料が上がります。そして、企業はさらに生産を拡大するために雇用や設備投資を拡大していきます。世の中にお金があふれる状態となり、経済活動が活性化するのです。好景気は良いことづくめのような気がしますが、実はそうとは言い切れません。

    好景気においてはモノやサービスが高騰していくため、次第に資金繰りが悪化して倒産する企業も出てくるでしょう。多くの人が職を失い、たちまち生活が困難になります。中には自己破産してしまう人や命を絶ってしまう人が出てくるかもしれません。そのような最悪の事態を避けるために、日銀は金利を操作します。

    この金利は、規制金利とも呼ばれます。銀行等の預金金利の場合は各銀行が自由に設定できますが、規制金利の場合は日銀や政府が決定します。金利を上げるのは、加熱し過ぎた景気をクールダウンさせるためです。これが、いわゆる金融政策と呼ばれるものです。金融政策は月に1、2回開かれ、様々な調査を審議して決定されます。

    景気は自然に上昇や下降をしているわけではなく、日銀が介入して景気変動を調節しているという訳です。では、なぜ金利が上がると景気が落ち着くのかを考えてみましょう。高金利になると企業は資金を借り入れようとは思わなくなります。個人もモノやサービスが高騰するため買い控え、「買うよりもお金を貯めるほうが有利だ」と貯蓄の方に関心が向いていきます。

    つまり、経済活動が縮小していくことでお金が世の中に回らない状態になり、次第に景気が落ち着いてくるという訳です。しかし、あまりにも景気が悪くなってしまうと日本経済は立ち行かなくなってしまいます。そこで今度は金利を下げて、景気を回復させますこのように、景気が良すぎる、あるいは悪すぎる場合に日銀が金利を操作し、バランスを保っているのです。

    株を買うのはいつが良い?

    誰でも必要なモノやサービスは1円でも安く購入したいもの。株式にも同じことが言えます。購入のタイミングは主に2つあります。1つ目は順張り、2つ目は逆張りです。順張りとは、株価が上昇しているときに株式を購入することを指します。一方、逆張りは株価の底値で株を購入することを指します。安く株式が購入できるというメリットがある一方で、さらに株価が下落して言った場合は損をしてしまいます。順張りも逆張りも、株価が上昇していくことを見越して購入するため、上昇時に売却すればある程度の利益が期待できます。順張りは金利上昇が目に見えて把握できるため、初心者の方にとっても分かりやすい買い方です。

    しかし逆張りはタイミングを見極める眼が必要になるため難しいと言われています。では次に順張りを見極めるサインを見ていきましょう。株価チャートは一直線に右肩上がり、右肩下がりになるわけではなく、変動を繰り返しながら推移しています。そして、ブレイクアウトという状態を迎えた時が購入するチャンスです。

    ブレイクアウトとは、株価が一時停滞する「抵抗」と呼ばれるポイントがありますが、その抵抗を突き抜けることを指します。また、株価が上昇していく中で一時的に下落に転じる際に購入し、再び上昇したら売却して利益を得る「押し目」買いという方法もあります。どちらも初心者の方におすすめの買い方ですが、上昇と下落が激しすぎる株は買うタイミングを見極めるのが難しいため、初めはゆっくりと上昇しているものを選ぶことをおすすめします。

    次に逆張りの見極め方をご説明します。逆張りで使われるのがRSIとボリンジャーバンドです。RSIとはその株式が売られ過ぎなのか買われ過ぎなのかを判断する指標のことです。ボリンジャーバンドとは統計学に基づいて作られた5本の線で表されています。興味のある方は詳しい使い方について、ネットで検索しておかれると良いでしょう。

    まとめ

    「株は何を買うかではなく、いつ買うのかが大切だ」と言われます。銘柄選びの前に買うタイミングを逃さないことが大切なのは言うまでもありません。世の中には様々な買いのタイミングについての情報があふれています。周りに長年株式投資をしている先輩のアドバイスも参考になることでしょう。

    しかし、最も大切なのはご自分が納得した上で購入することです。理解が曖昧なまま購入してしまい、結局大損してしまったら株を二度とやりたくないと思ってしまうでしょう。上がるのも下がるのも自己責任と考えることで、投資を楽しむことができます。これまでにご紹介した内容が、株初心者の方のお役に立つよう祈っています。

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