株
2018.10.24
2022.12.02
ネット社会となった現代社会においては、銀行も窓口でのやり取りだけでなくインターネットバンキングでのやり取りをどんどん増やしてきています。
そして同じように証券会社も取引をネット上で全て出来るようになってきています。
もちろん株の購入も窓口にわざわざ行かなくても、インターネットを利用して簡単に出来るようになりました。
では実際にはどのような流れで購入をしていけば良いのでしょうか?取引の第一歩となる口座を開設するところから、実際に株を買うところまで、順を追って説明していきますので、これから購入をしてみようと考えている方や、これまでは窓口で購入していたけれどもネットで購入する方法に切り替えたいという方はぜひチェックしてみてください。
インターネットで株を購入するためには、始めに必ず証券会社に取引をするために口座の開設をしなければいけません。
株というのは実際に現金を支払ってお店で購入するわけではなく、口座の資金を動かして購入します。
窓口で口座を開設する際には、手数料がかかることもありますが、インターネット証券であればほとんどの場合には費用がかかりません。
株を購入したあと、さらに新しく購入したり売却したりなど、実際に取引を行っていく際には手数料がかかってきますが、手数料は証券会社によって金額が大きく変わってきます。ここでも実店舗と比較するとネット証券は非常に安い設定となっていますので、ネット証券を利用することをおすすめします。せっかく利益が出たとしても、手数料が必要以上にかかってしまうとその利益が減ってしまうことになりますので、手数料の安さというのは利用する証券会社を選ぶ上で非常に重要なポイントとなります。
どの証券会社を選ぶか迷ってしまった際には、手数料で比較すると決めやすくなるでしょう。
ネット証券の口座を開設するのは非常に簡単で、インターネット上で申し込みフォームから申し込みをして必要な情報を入力した後、郵送で本人確認書類を送るだけです。わざわざ窓口に行くこともなく、家に居ながらにして全ての手続きを完了させることが出来ますので、仕事で忙しくなかなか時間の取れない方や、家を空けることの出来ない主婦の方などでも簡単に利用することが出来ます。
申し込みをして、申請が通れば通常であれば1~2週間程度で口座が開設されます。
証券会社によっては口座を開設すると現金を新しい口座にプレゼントしてくれるキャンペーンなどを行っているところもありますので、そういったところを利用するとよりお得に口座を開設することが出来ます。
口座を開設することが出来たら株を購入しましょう。購入の方法にはいくつかの種類があります。
まず現物株取引ですが、これは自分の持っている資金で株式を売ったり買ったりする方法で、株の購入で最も一般的なものになります。
自分の持っている資金の中で取引を行いますので資金以上に損失が出ることはありませんし、実際に株を所有して株主になりますので、企業から配当金や株主優待を受けることができます。
特に大きなメリットもデメリットもない基本的な方法と言えます。もう一つの方法は信用取引です。
これは自分の持っている資金を利用するのではなく、証券会社から借りた資金で取引を行います。
証券会社に保証金を入れることで、その金額の倍以上の規模の取引を出来るようになります。
メリットとしては、自分で持っている資金が少なかったとしても大きな額の取引が出来る、と言うことです。
一方で、自分の持っている資金以上でのやり取りになりますので、多くの損失が出てしまう危険性があります。
また、実際に株を保有しているわけではありませんので、優待や配当金を得ることは出来ません。
さらに、お金を借りて取引をすることになりますので、通常の売買でかかる手数料以外にも手数料が発生することもあります。
信用取引は現物株取引に対してリスクが非常に高いので、誰でも利用出来るわけではなく、証券会社の審査を通らなければ信用口座を開設することはできませんので、注意が必要です。
大きく分けると以上の2つの方法になりますが、その他にも、通常の株式取引単位の1/10の数量で株取引が行える株式ミニ投資や、それぞれの単元株数以下の取引が出来る単元未満株取引、証券会社に毎月1万円以上を1000円単位の少額で毎月積み立てて投資していく方法の株式累積投資など、購入する人のニーズや投資方法に合わせていくつかの方法がありますので、それぞれのメリットとデメリットを理解して上手に利用するようにしましょう。
株を購入する際にはまず注文をしなければなりませんが、注文の方法には指値注文と成行注文の2つがあります。
指値注文とは、注文をする際に買う価格を自分で指定する方法です。自分の希望する価格で購入することが出来ますので、価格の変動があったとしても自分の希望とかけ離れた金額で注文が約定してしまうことはありません。
一方で、自分の指定した金額と株価がマッチしなければいつまでたっても約定できないというデメリットもあります。
指値注文では自分の希望額以下の金額にならなければ約定とはなりませんので、今すぐに買いたいという時にはチャンスを逃がしてしまうこともあります。
もう一つは成行注文です。
これは価格の指定せずに、買いたい銘柄と買いたい株数のみを指定する方法です。
その時の価格がいくらであったとしても、自分が買いたいと思ったタイミングですぐに約定して購入することが出来ることが大きなメリットとなります。
その一方で価格を指定していないために、注文してから約定するまでの間に急激に株価が上昇してしまった場合には、自分が思っていた金額よりもはるかに高い金額で購入することになってしまう危険性もあります。
主には以上の2つの方法が利用されるのですが、その他にも指定した金額以上になったら購入するという注文を出すことが出来る逆指値注文というものが出来る証券会社もあります。
常にマーケットの変動を見ていることが出来なくても、リスクを最小限に減らすことが出来ます。
ただし逆指値注文は、指定した金額にならないと売買出来ませんので、最終的にはどうしても取引したいしたい場合は、不成注文を利用すると良いです。
株の購入は、今や全てインターネットで完結できる時代になりました。
証券会社に口座を作ることも、家から一歩も出なかったとしても簡単に行うことが出来ますし、その口座に資金を入れることも、そしてその資金を利用して注文を出して株を購入することもスマートフォンやパソコンを利用すれば場所を問わずにどこでも簡単に行うことが出来ます。
注文方法や、購入方法にはいくつかの方法があります。
それぞれにメリットやデメリットがあり利用の仕方によってどの方法が向いているかということは違ってきます。
簡単に行うことが出来るからこそ、失敗することの内容にきちんとそれぞれの特徴を理解して自分にあった方法で株の取引を行うようにしましょう。