米Snowflake、金融データクラウドの提供を開始


米Snowflake(スノーフレイク)は、金融データクラウドの提供を開始する。

新製品は、金融業界向けに設計されたSnowflakeのプラットフォームガバナンス機能、Snowflakeとパートナーのソリューション、業界に必須なデータセットを統合したフレームワーク。金融サービス企業は、これを利用することでデータの利用方法を一新して事業の成長を促進し、カスタマーエクスペリエンスを向上することができる。

顧客の期待が高まり、規制要件が厳格化され、データ量が増加する中、Snowflakeのデータクラウドは企業がリスクを抑えながら売上拡大とイノベーションを加速できるよう支援する。銀行、保険、フィンテック、投資管理といった金融サービス事業の顧客は、今回の金融データクラウドを利用して、顧客中心の新しい製品やサービスの立ち上げ、未来のフィンテックプラットフォームの構築、規制・コンプライアンスの徹底に取り組むことが可能となる。

すでに、Allianz、AXA、BlackRock、Capital One、NYSE、Refinitiv、Square、State Street、Western Union、Wiseといった業界をリードする企業が、金融データクラウドを利用しているという。

金融データクラウドの主な特徴として、複数のパブリッククラウドへのプライベート接続、Bring Your Own Key(BYOK)による強力な暗号化、機密データの分類と匿名化、サードパーティーのトークン化プロバイダーとの統合など、SOX法の標準に準拠したSnowflakeの強力なセキュリティ機能とガバナンス機能によって、規制要件を効率的に満たしながら、企業全体でデータを共同活用することができる。

今後、複数のパブリッククラウド間で安全にデータを共有でき、マルチテナント環境からバーチャルプライベートSnowflake(VPS)環境へのデータシェアリングをリリースする予定となっている。

引用:BCN Media Portal

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