資産運用におけるリスクとリスクを分散させる方法

資産運用

  • 2019.05.29

    2019.05.30

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    資産運用では大きなリターンが期待でき、上手く運用できれば資産を効率良く増やすことができます。資産が増えれば、必要な時にも安定したお金で生活できるようにもなります。しかし、どのような商品で資産運用を行なったとしても、基本的にリスクがあります。大きなリターンを求めれば求めるほど、リスクは高くなり、運用を失敗した時の損失が多くなります。リスクとリターンの関係をしっかりと理解して資産運用を行なわなければ、自身の資金が底をついてしまうこともあり、注意が必要です。運用を行なう際に起きるリスクの種類と、分散方法のメリットとデメリットについて把握しておきましょう。

    資産運用におけるリスクの種類

    リスクは損失という認識は間違いではありませんが、損失だけでなく利益の振れ幅のことも同時に意味します。リターンには必ずリスクが伴い、資産運用では切っても切れない関係であることを理解しておきましょう。リスクにはさまざまな種類があり、まず1つ目は為替変動リスクです。投資は国内だけでなく世界で行なわれているため、日本円と外国の通貨では為替レートが異なる場合があります。外貨の投資商品で取引きする際に注意しなければならないのが、日本円と外国通貨を交換する時です。為替レートの変動によって大幅に損をする可能性が出てきます。

    2つ目は価格変動リスクです。株式のような価格そのものが変動するような金融商品によって出るリスクのことです。価格が安い時に買って高い時に売ることで利益が出る株式ですが、価格の変動を予測することは難しく、購入価格よりも下回った価格で売りに出すことになると損失が大きくなります。

    3つ目は信用リスクであり、株式や債券に投資していても、企業や自治体などの経営状況が悪化、あるいは破綻して利益が出ていてもなくなってしまうことです。

    4つ目はカントリーリスクです。海外の国の証券に投資していた場合、その国の情勢や経済が大きく関わってきます。その国の状態が安定しているかどうかによって投資商品の価格が変動します。

    5つ目はインフレリスクです。インフレによって物価が上昇してしまうと、貨幣の価値よりも物価の価値が上がり、現金や定期預金で預けていても、金利が下がってしまい資産価値が下がります。6つ目は金利リスクです。金利が変動することによって、債券などの資産価値が大きく変わってしまうリスクがあることを指します。

    リスクは金融商品によっても異なる

    国内や世界の状況によってリスクは大きく異なりますが、どの金融商品に投資するかによってもリスクは異なってきます。定期預金や債券は、金融機関にお金を預け、利息や利子によって利益を得ることができます。金利は投資先によって変動するものと固定式のものがあります。固定式のものはリスクが低く初心者向きですが、リターンも少ないのがデメリットです。また、インフレになると物価が上昇して現金の価値が下がるため、利息や利子率が下がってしまいます。そうなると、預けているお金に比べ、利益が感じられなくなります。

    金利が変動するタイプはリスクが高いですが、その分のリターンが高いことも特徴です。また、固定式と異なり、インフレ時には強い傾向にあるのも特徴と言えます。株式投資のリスクは、企業が発行する株式を安い価格の時に購入し、高い価格になった際に売ることで利益を得られます。少額から始められるものもあるので、初心者に向いていますが、価格の変動を常に見ておかなければ、損失も激しくなります。

    話題になった株式や、人気の高い株式の価格は上がりやすく、人気のない株式の価格は下がるという仕組みを理解し、今後人気の出そうな株式に目星を付けておき安いうちに購入しておくことが利益を出すために重要なのです。しかし、その予測が外れると人気のない株式を所有し続けることになり、手放さなければならなくなった際には元本割れを起こしていることも多いです。

    株式投資をするには、国内や国外の状況を常にリサーチして予測しなければならず、利息や利子よりも難易度は高くなり、大きな損失をすることもあるので注意しましょう。リスクが少なく、確実に利益が出るが少ない金利の利息や利子か、大きな損失をすることもあるが大きな利益を生む可能性もある株式か、選ぶ際にはしっかりその概要を把握しておきましょう。

    リスクを分散させるメリット・デメリットとリスク分散方法

    リスクとリターンについて理解し、どの商品に投資するか、またはその方法を決めていくことになります。うまく活用することができれば、安定して大きな利益を生むことができる資産運用を実現できます。投資初心者は最初の内は大きな損失をしないように、リスクを分散させる方法がおすすめです。

    投資は一度失敗しても、元手が残っていれば何度も挑戦することができます。状況が違えば同じ投資先でも次は利益を出すことが可能となることもあり、元手が残っているなら再度挑戦してみるのも手です。しかし、元手が残っていなければ再挑戦することもできません。そのため、最初は複数の投資先に分散させて、元手の損失を抑えることが重要です。

    株式だけに高額投資して他の投資を行なっていない場合、金融商品を提供している企業が倒産したり、株が大幅に下落したりした時に、大きな損失となってしまいます。そのため、株式投資以外の投資方法を取り入れリスクを軽減しましょう。積み立てや定期預金などに資金を分散させることで損失を少なくし、確実な利益分を確保できます。

    しかし、リスクは減らすことができますが、その分の利益も減る点に注意しましょう。また、投資先の分散だけでなく、投資時期の分散も損失を回避するために重要です。高い価格の状態で株式を大量に買ってしまうと下落した時に損失が多くなります。投資方法や投資先だけでなく、時期も一つに集中させず複数に分散させることで大きな損失は回避できます。再度投資できるように元手の管理をしっかり行ないましょう。

    分散を行なっていれば、大きな損失の回避は可能ですが、確実に損失を免れるというわけではありません。投資先や投資方法を複数に分散させても、必ず大きな利益が出るとは限りません。分散して投資しても、そのすべてが大きく損失しては意味がないので、株と為替の動きをしっかり見て、考えて売買を行なっていくことも重要です。

    まとめ

    資産運用を成功させるには、投資をする意味をしっかり考えておくことが重要です。リスク回避を重視しすぎて、資産が上手く増やせなければ本末転倒です。そのため分散させる先もしっかり考えて行なう必要があります。投資したものすべてに利益が出るように考えて分散先も決めていきましょう。株式で投資する際には世の中の動きがどのようになっていくのか予測する力や知識も必要になってきます。

    海外の投資に分散させる場合も、日本国内と海外で行なう投資の違いも把握しておくことが重要です。その国の情勢や経済状況でも株式の価格は変動するため、国ごとの知識もないといけません。分散させてリスク回避することだけでなく、利益が出るようにして、資産をしっかり増やしていきましょう。

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