デリバティ
原資産となる金融商品のリスクを軽減させる、またはリスクを増幅させて大きな利益を出す目的として考案されたのがデリバティブ取引です。日本では「金融派生商品」や「派生商品」と訳されます。デリバティブ取引とは、将来に売買を行うことを予め約束する取引や、将来に売買する権利を予め約束する取引のことを言います。デリバティブ取引を行うメリットは、リスクヘッジが可能であることと、市場の流動性を向上させる点にありますが、反対に相場の急騰や急落の原因や、取引の複雑化を招きかねないというデメリットも存在します。