iDeCo
iDeCoに関する質問
長い間独身生活を送っていましたが、最近ようやくパートナーと出会うことができ、現在、新婚生活を送っています。
やはり独身であった頃とは異なり、2人の将来や子供を授かった時のことを考え、最近、夫婦で資産運用や老後資金について話す機会が増えてきました。
老後の資金づくりのためには、個人型確定拠出年金であるiDeCo(イデコ)がおすすめと会社の先輩などからも言われたことや、新しい基準になってからは夫婦ともにiDeCo(イデコ)に加入ができるようになったこともあり、自分なりに色々と調べてみています。
そこで、ひとつ気になる点に気がつきました。
それは、せっかく始めたiDeCo(イデコ)がマイナスになってしまう場合があるということです。
将来の資金づくりのためにしているiDeCo(イデコ)なのに残高がマイナスになってしまうと、個人的に非常に困ると思うのですが、本当にありえることなのでしょうか?
また、その場合、一体どういう理由からマイナスになってしまうのでしょうか?
そして、損をしないためには、いわゆる損切りのような判断が必要になりますでしょうか?
iDeCo(イデコ)でマイナスとなってしまった場合は、もちろん、最小限の損失にするための損切りも有効な手段のひとつです。
しかし、個人型確定拠出年金としての運用となるiDeCo(イデコ)では、目の前にあるマイナス損益だけを見てすぐに判断をするのではなく、長期的なプラス・マイナスを踏まえての判断を仰ぐことも大切になってきます。
「長期保有」をすることで様子を見たり、保有商品の価格が安定するのを待ったりするのもひとつの対処方法ですし、マイナスとなった保有商品への資金配分を減らし、他で増やすなどの「配分変更」もおすすめの方法です。
さらに、利益確保や資産のリバランスを目的とする場合は、保有商品の一部を売却して資産構成を変更する「スイッチング」も有効となります。
また、iDeCo(イデコ)運用するにあたっては、個人型確定拠出年金として公的年金にプラスできるという面だけではなく、運用益が非課税であること・運用額が全額所得控除の対象となること・将来の受け取り時にも公的年金控除と退職所得控除の対象となることなど、節税面での大きなメリットがあげられます。
iDeCo(イデコ)では、小額での投資が可能な投資信託が揃っていますので、ぜひ賢い運用を心がけていただければと思います。
まず結論から言いますと、iDeCo(イデコ)がマイナスになることはありえます。
とくに、iDeCo(イデコ)加入後に残高がマイナスとなる場合が多い傾向にあります。
iDeCo(イデコ)運用中に残高がマイナスとなってしまう主な理由としては、次の2つがあげられます。
まず1つ目は、iDeCo(イデコ)で運用している金融商品の価格変動による損益が出てしまった場合。
そして、2つ目は運用で得た利益よりも運用中の手数料がかさんでしまった場合です。
iDeCo(イデコ)は、数ある投資の中でも、老後の生活のための資金をつくるという目的を持ち行われている長期間に渡る投資です。
そのため、運用中にプラス・マイナスへの変動が起こることも珍しいことではなく、個人で選択する金融機関や金融商品によっては、マイナス運用となってしまうリスクも伴います。
とくに運用を開始したばかりの時期には、加入手数料・口座手数料・事務委託料などの各種手数料を差し引いた後にマイナスとなる場合も多くありますので、ご心配されるかもしれません。
しかし、いずれの場合も、状況を見据えた対処方法を取ることで好転が望めますので、マイナスになったからと言って慌てず、しっかりと状況を判断し対処することが必要になります。