LINEスマート投資とは?LINEスマート投資のメリットやデメリットをご紹介

投資信託

2019.03.28

2022.12.02


  • 皆さんは「LINE」は利用していますか?このページをご覧の方のほとんどがLINEの利用者だと思いますが、2019年2月現在、日本国内のLINEユーザーは約7800万人だそうです。以前は若年層に利用者が集中していましたが、現在は世代関係なく幅広い層に利用されています。そんな身近な存在のLINEですが、メッセージ交換ツールのみならず様々なサービスが提供されていますよね。その中に「LINEスマート投資」なるものがあるのはご存知でしょうか。「投資」というキーワードがあるのでどんなサービスかはイメーできると思います。

    そこで、このLINEスマート投資とはどんなものなのかについてご説明したいと思います。LINEらしく、なかなかユニークかつ魅力的なサービスになっていますので、投資に興味ある方のみならず、LINEユーザーであればちょっと覗いてみてほしいと思います。

     

    LINEスマート投資とは?

    「LINEスマート投資」とは、2018年10月からサービス開始されたLINEアプリを通じてできる投資サービスのことです。個別の銘柄に投資するというものではなく、テーマを選んでそのテーマに投資するというものになります。このスタイル、詳しい方ならご存知かもしれませんが、もともとはオンライン投資会社である「株式会社folio」が展開しているサービスであり、それをLINEを通じてスマホで資産運用できるよう簡略化したサービスがLINEスマート投資というわけです。

    そのテーマは「ドローン」「VR」や「ガールズトレンド」「コスプレ」など約70ものテーマに分かれており、1テーマは10社で構成されています。銘柄毎への投資にはどうしても専門的な知識が必要になってくるわけで、それがハードルを高くしていたりします。

    この点LINEスマート投資は、個別の銘柄ではなくテーマ毎に一定数の銘柄をまとめて、そのテーマに投資するというスタイルを採っています。これによって個別銘柄の専門知識によるものではなく、「応援したい!」という気持ちや趣味嗜好でテーマを選んでいくことができますので、初心者の投資参入障壁を下げることができますし、多くの人に身近なLINE内で資産運用が完結できるようになっています。

    このような資産運用に対する簡易さ・気軽さというものがLINEスマート投資の大きな特徴と言えるでしょう。最低投資額は1テーマにつき10万円前後。この額はテーマ内の10社の個別銘柄に分散され、リスク分散されるようになっています。ご覧のように、LINEスマート投資とは、もともとあったユニークかつ手軽な資産運用システムのプラットフォームを利用してLINEという身近なSNSで始められ簡易・手軽に資産運用できるというサービスになっています。

     

    LINEスマート投資のメリットやデメリット

    どんな素晴らしいサービスにもデメリットはあります。それはLINEスマート投資でも例外ではありません。ここでメリットと共にデメリットも予め確認しておきましょう。まずメリットですが、総論は前章で挙げておきましたので、ここでは各論的に触れておきます。低額の投資資金で始められるという点は挙げておくべきでしょう。

    通常は「単元株式」と言って単位は100株となっています。これだとある程度まとまった資金が必要になり、参入ハードルはどうしても高くなります。その点LINEスマート投資では「単元未満株式」を導入していますので、たくさんの資金を用意しなくても運用ができる点はうれしいです。最低投資額は前章で述べましたが、1テーマ10万円前後となっています。手数料も低額となっています。銘柄毎に売買代金の0.5%となっており、これは単元未満株取引としては業界最低水準です。

    簡単・気軽でもう1点触れますと、LINE内で完結できる資産運用と言いましたが、ウォレット内にある「スマート投資」から入っていけるという簡単さ。LINEに慣れていれば、直感的に操作できると思います。また、小さいことかもしれませんが、ログインや投資でLINEポイントがもらえるのもうれしいです。これもメリットと言ってもいいと思います。

    次にデメリットですが、株式投資といえど、LINEスマート投資では株主優待は受けられないと思った方がいいでしょう。理由としては、株主優待は100株以上の株主を対象としている場合がほとんどだからです。まれに全株主という場合もあると思いますが、基本的にはないと考えておいた方がいいでしょう。

    あとこれはLINEスマート投資のデメリットというより肝に銘じておくべきことですが、「投資は自己責任で」の大原則は忘れてはいけません。テーマ内での分散はされて軽減されていますが、それでもリスクはあります。それを承知で資産運用は行いましょう。

     

    LINEスマート投資の始め方

    LINEスマート投資はどうやって始めればいいのでしょうか。順を追ってご説明しましょう。まずは専用の口座を開設する必要があります。LINEのウォレットページから「スマート投資」を選んで口座開設を始めます。口座はサービスのもとになっているfolio社の口座になります。必要書類として、マイナンバーと本人確認書類が必要なので事前に用意しておくと良いです。

    いくつかの質問に回答し書類等の画像をアップしたらすぐに投資、とはいかず、後日、口座開設時に登録した住所にウェルカムレターが届きます。それを受け取ってマイページから入出金ができる状態になります。入金がマイページに反映されれば投資が可能になっていきます。ちなみに、口座開設や入出金などの手数料は0円、無料です。ここまで終えることができれば、LINEスマート投資は始めることができます。

    実際に買うには投資するテーマを選ばなければなりません。コンセプト通り趣味嗜好でテーマを選んでもいいですが、初心者が10万円の投資をするには普通おいそれとはできませんので慎重にならざるを得ません。一応、テーマ毎の過去のパフォーマンスは提供してくれていますし、人気ランキングなる指標も提供してくれています。もちろん、参考になりますし、特に初心者は参考にすべきでしょう。はじめはこういった指標に乗っかってみた方がいいと思います。

    株式投資に慣れている方ならご自身で銘柄の財務分析などをして決めていくのだと思いますが、初心者だと何をどうすればいいのか自分では判断が付きません。それなら、用意されている指標を見て乗っかってしまった方が無難と言えば無難です。もちろん、一定の勉強をしたのちに初めてもいいです。いずれにせよ、ここから先は自己責任の世界になります。自分で納得のいく方法で参入しましょう。

     

    まとめ

    いかがでしたか?このように、LINEスマート投資は本格的な株式投資をユニークな株式投資プラットフォームをもとに、LINEならではの簡単・気軽さも加味して構築されたサービスです。現在はスマホでできる簡単資産運用が流行っていますが、その中でももっとも興味深いサービスだと思います。ただし、簡単・気軽だけに目を向けず、リターンもあるがリスクもあることは忘れてはいけないと思います。

    投資に慣れている方は大丈夫だと思いますが、初心者の方はその辺も良く考えて始めるべきだと思います。いずれにせよ、時代の変革期に入っている気がしています。もう10~20年もすれば銀行に預金する人が投資して資産運用する人を下回るかもしれませんね。

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