投資信託
2019.03.28
2022.12.02
dポイントってご存知でしょうか?ドコモ端末をご利用の方はご存知でしょうが、dポイントとは、ドコモのポイントプログラムです。端末や付属品の購入に使えるのをはじめ、様々な特典があり、なかなか使えるポイントプログラムです。そのdポイントの利用方法の中に、「dポイント投資」というものがあるって知っていました?
dポイントは1ポイント=1円換算ですから、それを投資するのかな、なんて漠然としたイメージはできますが、いまいち分かりませんよね。ちょっと面白そうかなと思っている人も多いと思いますので、このdポイント投資についていろいろお話してみたいと思います。
dポイント投資とは、dポイントを運用して投資することができるサービスです。手持ちのポイントを運用するので、資金の準備が必要なく、手軽に始めることができます。投資はお金に余裕がある人が資金を利用して運用していくってイメージがあると思いますが、あくまで溜まったdポイント内での運用なので資金準備の必要がなく、リスクもかなり低いと言えます。
そしてなんと言っても、「ドコモが運営している」という安心感は計り知れないものがあります。このように、投資経験のない人でも安心してできる投資サービスになっているのがdポイント投資です。dポイント投資は、手持ちのdポイントを「運用ポイント」に変えることで始めることができます。この運用ポイントは、ドコモと提携した投資信託会社が設定・運用する投資信託の基準価額に連動し日々変動します。
この運用ポイントは、いつでもdポイントに変えることができ、ポイントが増えた減ったで一喜一憂することができます。このdポイント投資はリスクが低いというメリットがありますが、他には手軽に始められるというのもあります。年会費や手数料というものの設定がなく、dアカウントがあればでも無料で始めることができます。そのdアカウントもドコモ回線がない人でも取得できるという、実質誰でもdポイント投資はできるということになります。
デメリットは正直、見当たらないのですが、強いて言えば、原則として自分で資金の投入ができない、つまり、大きな利益は見込めないということでしょうか。ですから、本格的な投資信託とは考えない方がいいと思います。あくまで体験できるということですね。ご覧のように、dポイント投資はdポイント内の、しかも運用ポイント内での運用になりますので、ほぼノーリスクで手軽でありながら、投資信託会社と連動した本格的な投資とも言えます。
dポイント投資を始めるにあたって、いくつかの注意点を挙げておきたいと思います。dポイント投資には2つのコースがあり、始めるにはどちらかを選ばなければなりません。ひとつ目は「アクティブコース」。債券よりも株式に比重を置いています。株式投資は本来、ハイリスクハイリターンですが、世界中幅広く分散投資することによってリスクは軽減されつつもハイリターンを求めることができます。
2つ目が「バランスコース」です。株式よりも債券に比重を傾け、リターンはそれほど大きくありませんが、比較的確実かつ安定したリターンを求めることができます。これらコースは2つ一緒にはできません。ただし、スタート後に変更することはできます。いずれにせよ、始めるにあたってはどちらかのコースを選ばなければなりませんので、それぞれのコースの特徴と、あなたの希望するリターンを照らし合わせて選択してください。
次に運用ポイントについてです。運用ポイントのもとになるdポイントの溜め方ですが、ドコモユーザーなら利用料金の支払いなどで加算されていきますが、ドコモユーザーでなければそれもできません。そういう場合は、アンケートでも溜めることができますので利用してみるといいです。
1アンケートで何百ポイント溜まるわけではありませんが、コツコツ回答して溜めてみてください。次にそれまでに溜めていたdポイントについての注意点です。dポイント有効期限があります。この有効期限は、運用ポイントに変えることでリセットされます。もし、有効期限が近いポイントがあるのであれば、一度運用ポイントに変えることをおすすめします。
こうすることによって事実上、dポイントは半永久的に使用できることになります。ただし、注意が必要なのは、一般会員が1日に交換できるポイント数上限は2000ポイントです。1日2000ポイントまでであれば、dポイントから運用ポイントへ変換、運用ポイントからdポイントへ引き出しができます。
では、dポイント投資で利益を上げていくにはどう攻略していけばいいのでしょうか。じっとしていたって利益は出せるかもしれませんが、どうせならより確実により多くの利益を出したいですものね。まずはコース選びです。コースはアクティブコースの方がいいでしょう。株式投資なりのリスクはありますが、リターンも大きめです。アクティブコースを選んだ上で、営業日の「17時」を意識する様にしましょう。
この時間がdポイント投資の運用ポイントが更新される時間です。土日祝は動きません。営業日に増減があります。この時間までに、前日のアメリカの市場をチェックしましょう。日本とアメリカ(ニューヨークのある東海岸)の時差は13時間、この時差を利用して前日のアメリカ市場をチェックするのです。この結果によって、運用ポイントの出し入れを実行します。
前日のアメリカ市場の株価が大幅に下がっていれば、運用ポイントを16時59分までにdポイント引き出す。こうすれば、ポイントの目減りはありません。逆に、前日のアメリカ市場が大幅上昇があれば、dポイントを運用ポイントに追加すればポイントは増える。つまり、営業日の16時59分までに、前日のアメリカ市場の動向をチェックし、それによって運用の可否を決めればいいのです。
これならポイントを減らすリスクは少なく、確実に増やすことができます。また、運用ポイントの出し入れは1日2000ポイントまでと決まっていますが、これを増やす方法はあります。ドコモユーザー向けの資産運用サービスを利用すれば、上限が10000ポイントになります。
注意していただきたいのは、投資経験のない初心者が、いきなりこの資産運用サービスを利用するのはあまりお勧めできません。dポイント投資の「リスクほぼなし」というメリットが薄まってしまいます。ある程度慣れてからにした方がいいと思います。
いかがでしょうか。dポイント投資は、ドコモのdポイント内で投資信託が体験できる、ほぼリスクなく手軽にできる非常にスグレモノのサービスです。ただ、リスクは小さいながらも投資したポイントは100%増えるわけではなく、目減りする可能性もあることは了承した上で行ってください。
「投資は自己責任で」これが大前提です。あと繰り返しになりますが、dポイントの1日2000ポイント内の出し入れの範囲を超えた資産運用サービスの利用については、ある程度慣れた人が楽しむものだと思います。初心者の方はリスク回避のためにも時間をおいて利用することをおすすめします。