高輪ゲートウェイ駅が不動産に与える影響

不動産投資

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    2020年に予定されている山手線と京浜東北線の新しい駅である高輪ゲートウェイ駅の暫定開業まで、あと1年ほどとなりました。

    山手線に新駅が登場するのは1971年の西日暮里駅以来、京浜東北線にとっても2000年に登場したさいたま新都心駅以来と、両者にとってのビッグイベントとなります。JR東日本による公式な発表では、東京オリンピックの年でもある2020年に暫定開業し、2024年から本格的に開業をすることになっている高輪ゲートウェイ駅ですが、新駅としての存在が周辺の不動産に与える影響について、不動産投資家の観点からも気になっている方がいらっしゃることと思います。

    新駅が登場することにより、どのような点が論点となっているのか、くわしく見ていってみましょう。

    新駅ができることの影響

    近年、東京近郊の大都市圏では、JR線に限らずに、数年に1度くらいのペースで新駅が誕生しています。

    新駅ができることによって、周辺の交通の利便性が良くなることはもちろん、必然と駅周辺の開発や再開発が進むために、新駅の開業は不動産にも大きな影響を与えることとなるのは、多くの方がすでにご存知のことと思います。とくに、今回できる高輪ゲートウェイ駅は、単なる駅の建設だけではなく、駅周辺の大規模な敷地を同時に再開発していくという構想が根本にありますので、駅というよりも駅を中心としたひとつの街ができるというイメージの方が正しいかもしれません。

    これによって、人々の注目度も上がり、地価は上昇していきます。また、現在、人気の住宅地として知名度をぐんぐんと上げてきている品川エリアということもあり、高輪ゲートウェイ駅ができることによって、周囲の不動産に与える影響は、かなり大きなインパクトとなることが予想されます。新駅の近隣には、都営三田線、都営浅草線、東京メトロ南北線の各駅がありますので、よりアクセスの良い立地条件として、不動産の価値も上がることが安易に予想され、新駅ができることによってもたらせられる可能性は計り知れません。

    また、東京都心と羽田空港を結ぶ計画のある羽田空港アクセス線(仮称)、JR東海が取り組んでいるリニア中央新幹線、地域の重要なハブとなる品川駅の再強化など、東京オリンピックの開催や羽田空港が国際化された背景が新駅・新線の開発を加速させている面もありますので、居住区としてはもちろん、オフィス街やホテル街とはじめとした、国際的なビジネス区としての有益性もますますアップすると見込まれています。

    高輪ゲートウェイ駅は、今もっとも東京で注目されているエリアに誕生する新駅と言っても過言ではなく、多くの可能性が秘められた新駅なのです。

    将来地価が上がる土地として期待されている

    ビジネス拠点としても大きな期待が込められている新しい街の中心となる予定の高輪ゲートウェイ駅。

    住みやすく、働きやすく、訪れやすい、そんな高輪ゲートウェイ駅ができるエリアは、将来地価がますます上がるエリアとして期待されていることをご存知でしょうか。すでに非常に高い交通の利便性を誇るエリアでもありますし、リニア新幹線の開通や、羽田空港の国際化がますます進むにつれ、その名称通り、日本国内だけではなく国際的なゲートウェイとなることが推測されています。

    そのため、将来的な地価はより高まり、商業的なビルなどだけではなく、多くのマンションなどの物件も値上がりしていくだろうことが、多くの専門家の間でも話題になっています。現在、田町駅の周辺、 虎ノ門駅の周辺、白金一丁目の周辺などでも、実際に再開発事業がおこなわれており、便利かつ快適に暮らせる街へとさらなる進化を遂げようとしています。

    また、高輪ゲートウェイの周辺エリアを含む港区は、バブル期には地価が非常に高かったことでも有名なエリアのひとつですが、バブル期に一度衰退をしたものの、やはり交通の利便性や環境の豊かさなどから根強い人気を持ち、中央区や千代田区などに並び、長い間、東京でもトップランクの地価を誇ってきました。

    都営地下鉄と京浜急行電鉄が乗り入れる泉岳寺駅に程近い港区高輪、東京湾沿岸の港区芝浦など、高輪ゲートウェイ駅建設予定地付近のエリアの地価を見てみても、それぞれ1平方メートルあたり330万円、140万円と、前年と比較すると6%から12%ほども価格がアップしていることがわかります。

    このエリアの再開発や都市としての整備が進むとともに、今後、さらに地価が上がっていくことが見込まれていますので、今現在、多くの不動産投資家がもっとも注目しているエリアとも言えるでしょう。

    再開発の余地が大きい

    東京は、東京オリンピックとパラリンピックを2020年に控えていることもあり、宿泊施設や商業施設などを中心にさまざまな取り組みがおこなわれています。

    また、オリンピック後に考えうる日本の経済状況、ますます進む国際化社会への変遷、日本の人口減少による影響なども考慮されており、東京都都市整備局も大々的に、市街地再開発事業と都市再開発を掲げ、インフラを整備することはもちろん、水辺・緑地・公園などを積極的に設けることによる、より自然と共存しながら暮らすことのできる地域づくり、公共交通機関が使いやすくコンパクトサイズ生活環境の整ったみんなにやさしい街づくり、あらゆる世代が暮らしやすい都市づくり、地震や災害に強い安心・安全な都市づくりなどをキーワードとして、近代的な都市化のビジョンを持った都市開発に取り組んでいます。

    新駅として誕生予定の高輪ゲートウェイ駅の周辺も例外ではなく、港区と近隣の品川区・江東区・千代田区などを中心に、多くの地域が再開発エリアとされています。現在、高輪ゲートウェイ駅と駅周辺の再開発が予定されているエリアは、JRの大規模な車両倉庫となっています。

    いよいよ現実味を帯びてきたリニア新幹線との兼ね合いもあり、車両倉庫となっている広大な土地の有効利用、近未来を見据えた都市の整備を具体化した結果が、今回の新駅建設や再開発へつながっているとも言われています。同エリアは、第二次世界対戦後、日本の高度経済成長期とともに栄えたエリアでもあり、近年新たに建設された施設が多いエリアに隠れ、老朽化の進む古いビルや建築物などが多く見られるエリアでもあります。

    都市としての長い将来を考えると、やはり建て替えや再度の整備がどうしても必要なエリアになりますし、非常に伸びしろの大きいエリアとして注目されています。

    東京都内でもどことなく古風で堅実なイメージのあるJR山手線の新しい駅に、カタカナの名前が採用されたことで、一部では、物議を醸していた高輪ゲートウェイ駅は、その少し奇抜な名称で人々にインパクトを与えただけではなく、東京の再開発についてを改めて再認識させるきっかけとなりました。

    さまざまな理由を背景に再開発が進む日本の都市は多くありますが、東京だけではなく日本のビジネスやハブとしての中心地ともなる高輪ゲートウェイ駅周辺の不動産価値や不動産が持つ可能性について、おわかりいただけたのではないでしょうか。ぜひ、今後の不動産投資の参考にしていただければと思います。

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