米グーグルは22日までに、スマートフォンの送金・決済アプリを展開する新興の資金移動業者「pring(プリン)」(東京)の買収を完了した。買収額や今後の事業戦略は明かしていないが、日本での金融事業の拡大を目指しているとみられる。
グーグルは7月、IT企業のメタップス(東京)などからプリンの全株式を取得すると公表。8月下旬までに買収手続きを完了する見通しとしていた。市場支配力が懸念される巨大ITによる買収案件だったため、規制当局が慎重に審査したとみられる。
ITを活用した新たな金融サービス「フィンテック」を巡り、米決済サービス大手ペイパルは今月上旬、日本で後払い決済サービスを手掛けるベンチャー企業のペイディ(東京)を買収すると発表。海外勢の積極的な買収戦略で、競争が一段と激しくなりそうだ。
引用:産経新聞
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