ファイアーブロックス、3つ目の銀行による投資で大型ユニコーン企業に

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デジタル資産セキュリティと送金プラットフォームのファイアーブロックスが、シリーズDの資金調達で3億1000万ドルを調達し、評価額が20億ドルに達したと発表した。これにより、ユニコーン企業としての地位を「確固たるもの」にしたと主張している。

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この資金調達ラウンドは、セコイア・キャピタル、ストライプス、スパーク・キャピタル、Coatue、DRW VC、そしてタイ最大の商業銀行の1つであるサイアム商業銀行のベンチャー部門SCB 10Xが共同で主導した。

また、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)、SVBキャピタルに並ぶ「ファイアーブロックスに投資する3番目のグローバル銀行」が誕生したことになる。

ファイアーブロックスは3月にも、Coatue、リビット、ストライプスが主導し、BNYメロンとSVBが戦略投資を行ったシリーズCの資金調達で、1億3300万ドルを調達している。

同社の計画には、デジタル資産業界の成長に合わせた戦略的拡大の継続、すべての事業分野の拡大、顧客とパートナーの獲得などが含まれている。

セコイア・キャピタルのパートナーであるラヴィ・グプタ氏は暗号資産(仮想通貨)の発展について、暗号資産の重要性が高まるにつれ、デジタル資産を安全に保管・移動することが、デジタル資産・暗号資産企業・フィンテック企業・ネオバンク・そして伝統的金融機関などを含むすべての企業にとって重要になっていくだろう、とコメントした。

ファイアーブロックスは、ビットコイン(BTC)だけではなく、決済・ゲーム・・NFT(代替性トークン)・デジタル証券にもデジタル資産のユースケースを拡大していくと伝えた。これにより、事業のデジタル資産関連事業化が可能になることに加え、同社の技術が暗号資産カストディ(保管)ソリューションのためにホワイトラベル化されることで、金融機関は第三者に頼ることなくカストディ機能を直接導入することができる。

SCB 10Xのベンチャー・投資最高責任者のムカヤ・(タイ)・パニチ氏によると、ファイアーブロックスを利用することで、大規模および小規模の機関が「最も重要な機能を委託するのではなく、自社の顧客に適したカストディソリューション」を提供することができる。同氏は続けて「タイ最大の銀行として、ファイアーブロックスのソリューションを東南アジアの未来のユーザーに届けることを楽しみにしている」と述べた。

ファイアーブロックスによると、500以上の機関が同社のインフラを採用しており、多くの大手銀行および暗号資産取引所、レンディング業者、ヘッジファンド、OTC(店頭取引)業者、マーケットメーカーをサポートしている。この中には、レボルト、ブロックファイ、セルシウス、プライム・トラスト、ギャラクシー・デジタル、ジェネシス・トレーディング、クリプト・ドットコム、エトロなどがある。

同社は、1兆ドル以上をデジタル資産で確保しているという。

ファイアーブロックスは19年の設立以来、フィンテック・ブロックチェーン・サイバーセキュリティ分野の世界中の数々のベンチャーキャピタルから合計4億8900万ドルを調達している。出資企業には、サイバースタート、ライト・ロード、Tenaya Capital、スイスコム、パラダイム、リビット・キャピタル、Coatueなどがある。

2月、同社はファーストと共同で、金融機関がディエム(Diem)ネットワークに接続し、円滑に取引を行うためのウォレットおよびインフラを発表。

一方で6月、DeFi(分散型金融)企業でイーサリアム(ETH)の主要ステーキングプールを提供するStakeHoundが、3万8178ETHにアクセスできなくなったとしてファイアーブロックスに対して訴訟を起こした。同社は事実を否認している。

引用:morningstar

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