【最低2000万?】老後のお金(資金)はいくら必要なのか?

お金の教養

  • 2019.06.28

    2019.07.03

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    将来収入がなくなった時にでも金銭的な不安を持たずに、安心して生活していくためには収入が安定している現役のうちに資産を準備していくことが非常に重要です。そして資産形成を行っていくためには、どれくらいの金額が必要になるのかということを明確にしておく必要があります。こちらのページでは実際に必要となる金額はどれくらいなのか、そしてその資金を作っていくためにはどうしていけば良いのかということについてお教えいたします。
    誰しもが抱える将来のお金についての漠然とした不安を少しでも軽くするためにも、ぜひ読んでみてください。

    老後の生活のために必要な資金はいくら?

    では具体的に老後の生活のためにはどれくらいの資金を用意しておけば良いのでしょうか?もちろん求める生活水準や家族構成、環境によって違ってきますので一律に皆同じ金額にはなりませんが一般的な例として参考にすることは出来ます。

    ここでいう老後とは定年を迎えて仕事を辞め、定期的な収入が無くなった後のことを言います。医療の進歩などによって寿命は延びてきており、今や人生100年時代とも言われてしますので老後と呼ばれる期間も増えて来ています。その分昔と比べると必要となってくるお金も増えているということを理解する必要があります。但し昔は殆どの人が60歳で定年をしていましたが、今では65歳まで働く人も多いです。働いている期間が延びれば、その間は収入を得ることが出来ますので、その分老後資金として用意するべき金額は減ってきます。

    なお老後資金の中には生活に必要となるものだけではなく、介護のために必要となる資金や亡くなった後に葬儀を行うための資金も含みます。政府の調査によるデータを参考にすると介護のための資金は平均550万円、葬儀のために必要となるのは平均200万円程度です。

    家賃収入や配当金、その他の何かしらの収入がある人もいますが、一般的な人の老後の収入源は公的年金と厚生年金です。人によってもちろん金額の差はありますが、1か月に1人あたり10万円前後となります。その一方で生活費や医療費、交通費や通信費、交際費などを全て合わせると暮らしていくために必要となる支出は15万円程度になってしまいます。旅行に沢山行きたい、趣味を謳歌したいなどの希望がある人はさらに多くの支出を覚悟しなければなりません。

    このように単純に考えても収入よりも支出の方が多いということになってしまい、赤字となった部分は貯蓄してきたものから切り崩していかなければなりません。毎月赤字が出て、、それが積もり積もると膨大な金額になっていっていしまいます。さらに介護費用や葬儀の資金なども合わせると、セカンドライフが20年であると仮定しても夫婦で300,00円から320,000円程度、単身でも180,000円程度は自力で準備しておかなければいけないということになります。
    年金などの社会保障費があるから大丈夫だと思っていては、生活していくことすらままならない状態に陥ってしまうのです。

    老後の資金はどのようにして用意するのか

    老後の生活のために非常に多くの資金が必要になってくるということが分かると、そんなお金を自力で作るなんて無理だと思ってしまうかもしれません。どのようにしていけばいいのか分からなくて余計に不安になってしまうかと思いますので、資金を用意していく方法にはどのようなものがあるのかご紹介していきます。

    まずは資金が足りなくなってしまうのであれば、単純に支出を減らして貯蓄に回すことが出来る分を増やす方法です。収入が増えなかったとしても、支出を減らすことが出来れば、赤字を減らすことが出来ます。医療費、家賃やローンなどの住居費など固定は減らそうと思ってもなかなか減りません。しかし中には節約することが出来るものもあります。

    考えられるものは水道や電気、ガスなどにかかる光熱費です。契約した時のまま、契約内容を確認していなというような人は見直しをしてみるだけでも費用が抑えられることがあります。そして水を出しっぱなしにしない、こまめに電気は消す、電化製品の掃除をするなどの日々の小さな積み重ねも長い目で見ると大きな節約となりますので心がけるようにしましょう。

    そして食費も自分でコントロールをすることが出来ます。いきなり節約をするといって食事を質素なものにする必要はありませんが、食材を無駄にするなどのことはしないようにしましょう。買い物に行く際には必要なものだけを買う、賞味期限などをきちんと管理して鮮度が悪くならないうちに使ってしまうなどの心がけが大切です。
    そして支出を減らすだけでは十分ではありませんので、きちんと貯蓄をすることや資産を増やしていくための行動もとっていく必要があります。定期預金や積立預金などを利用して確実に貯蓄を増やしていくようにしましょう。

    一番おすすめなのは財形貯蓄です。貯金をするといっても、自分の意志で毎月お金を銀行に預けていくというのは簡単に出来ることではありません。財形貯蓄は毎月のお給料から天引きされて積み立てる貯蓄ですので、意識しなくても自動的に溜まっていきますし貯蓄に回すべきお金をうっかり使ってしまうといったこともありません。少ない金額からでも始めることが出来ますし、一定の金額までは非課税となる制度を利用することができますので資産形成をするためには非常に有効な方法です。

    その他にも自分で用意する年金という考え方の確定拠出年金制度を利用するという方法もあります。毎月積み立てをして、それを運用することで将来のための資金を作ることができる制度です。運用する金融商品や、その割合は自分で自由に決めていくことが出来ます。確定拠出年金には企業型のものと個人型のものがあります。この2つは掛け金を誰が負担するかが違っており企業型は会社、個人型は本人が負担します。個人型の場合には掛け金が控除の対象となったり、利息や配当が非課税となったりと税金の面で優遇されますので資金を増やしていきやすくなっています。
    この他にも様々な方法がありますので、自分にとってどの方法が良いのかよく考えて取り組んでいくようにしましょう。

    今からでも始められる老後のための資産形成・資産運用方法

    将来のために資産を作っていかなければならないということはご理解いただけたかと思います。これから資産の形成や運用にチャレンジしていこうという方の参考になるように、具体的にはどのような方法を取っていくべきなのかお教えいたします。

    安全に将来のための資金を作っていくためには、所有している資金を守ることと、より多くの資金を手に入れるための攻めの行動をバランスよくどちらも取り入れていくことが必要になります。守りの方法として考えられるのは定期預金や積立預金などの預貯金です。少しでも資金を増やしながら貯めていくためには、会社のお給料から天引きされる形で貯蓄されていく財形貯蓄や生命保険会社が販売している個人年金保険を利用するのもおすすめです。この2つは条件によっては控除の対象になったり非課税になったりと、税金の面で優遇されていますのでただお金を銀行に預けておくよりも効率的に資金を増やしていくことが出来ます。

    また確定拠出年金制度を利用して、自分で年金と同じように将来受け取ることが出来る資金を作っていくというのも良いです。資金を守るだけではなく、少し攻めの要素も入っている制度です。確定拠出年金は60歳まで毎月掛け金を拠出して投資信託や定期預金、保険などの金融商品で運用していくという制度です。企業型のものと個人型のものがあり、多くの企業が企業型確定拠出年金の制度を導入しています。個人型はiDeCoと呼ばれていて、iDeCoは拠出した資金が全て所得控除になります。運用をしていく一方で、同時に節税も出来てしまうという非常にお得な制度なのです。

    攻めの方法は投資です。投資には株式や投資信託、不動産投資など様々な種類があります。それぞれ特徴は違いますしメリットもデメリットもあるものですので、自分のニーズに合っているかどうかを考えながら選んでいくと良いです。ですが一つおすすめするのであれば、つみたてNISAの対象になっている商品に投資をすることです。つみたてNISAは対象となる商品に毎月一定金額を積み立てていけば、運用によって得られた利益に税金がかからないというとても魅力的な制度です。年間40万円まで積み立てることができ、20年間の間非課税で積み立てていくことができますので長期的な運用をしていくのにとても向いている投資方法なのです。

    老後のための資産をしっかりと作っていくための資産形成や運用の方法には様々なものがあります。ただし貯蓄のような守りの方法ばかりを取っていては資産は増えていきませんし、大きなリターンばかりを狙ってリスクの大きな投資にばかり手を出してしまうと万が一失敗した際に大きな損失を被ってしまいます。どちらの方法もバランスよく取り入れることで、安定した資産形成を行っていくことが出来ます。

    まとめ

    定年して仕事を辞め、安定した収入が無くなった老後に金銭面の心配なく充実した生活を送っていくためには夫婦で3000万円程度といった非常に多くの資金が必要になります。年金だけでは当然賄えるはずはありませんので、それまでに作っておいた資金を切り崩していかなければなりません。

    必要な資金を形成する方法としては、まずはすでに所有している資産を守る貯蓄や積立があります。そして当然ですが貯蓄をしていくだけでは十分な資金を作ることは出来ませんので、積極的にお金を増やすために投資を行っていく必要があります。投資の方法は非常に多くあり、それぞれにメリットやデメリットがありますしどのような人に向いているものかも違っています。自分のニーズにあったものはどれであるのか、目標をきちんと達成することが出来る投資方法であるのかを考えて利用するものを選んでいくようにしましょう。

    十分な老後資金を作るためにはある程度の期間が必要となりますので、出来るだけ早く始めると良いです。

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