資産形成と資産運用の違い

資産形成

  • 2019.04.25

    2019.05.30

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    資産形成は、資産を作り上げていくことであり、将来のことを考えるために必要な要素の一つとなります。大きな資金を使い、株式や不動産を購入してさらに資金を増やすという、投資のイメージを持っている方も多いでしょう。投資家でない人間には関係のないことと思っていることも多いと思いますが、本来の資産形成は将来の不安を解消するためのものであり、若い内から資産を築き上げていく準備を始めることはとても重要なことなのです。

    国の年金に期待できない世代だからこそ、資産形成について学ぶことが大切です。そこで、まずは資産形成と資産運用の違いについてしっかり学んでいき、将来のことをしっかり考えていきましょう。

    資産形成と資産運用の違い

    資産運用とはそもそも資産が既にある人がその資産を使ってさらに資産を増やしていくことを指します。人が生活していると必ずお金がかかります。将来の備えをしていても徐々に減って底を着いてしまうこともあり、それを防ぐためにも資産を利用して増やしていくことが重要になってきます。資産運用は資産があることで成り立ちますが、資産形成はその資産を一から築き上げていくことを指します。まったく資産を持っていない人が資産運用することはできません。そのため、資産を作るところからまずは始めていくことになります。つまり、資産形成は資産運用の前段階の状態を指していることになり、まったく違う意味となるのです。

    資産形成で大切なのは最終的な価格なので、積み上げている間の価格変動はさほど重要ではありません。最終的に資産として積み上げて形成していくことが重要になります。資産運用はその最終的に積み上げたものを金融商品や不動産などに投資して利益を得ていきます。資産は形成しても自然と減っていってしまうので、資産を減らさないように利用していくことを目的として動いていくことが運用となるのです。

    運用し始めた時の資産の価格よりも上の価格になって初めて利益が出ます。利益は資産とすることができますが、この資産も放っておくと自然と減っていってしまうので、常に運用を行なっておくことが老後の備えのためになるのです。ただし、欲を出し過ぎると大損してしまうこともあり、元の資産の価格より下回ってしまうこともあります。

    これを元本割れと言い、運用していく中でできる限り避けて通らなければならない部分となります。また、資産形成から資産運用に段階を移す目安としては最低一千万円の金融資産があることです。それ以下の状態で運用するのは効率性に欠ける場合が多いので注意しましょう。

    資産運用のためには資産形成が必要

    資産運用は資産がないと始められません。そのため、まずは資産形成を行なっていくことが最重要となります。そもそも資産形成が何故必要なのか?それは国の財政問題が関わっています。国の財政問題が深刻化する中で、さらに少子高齢化が進んだ今の状態では、将来への保証を年金制度で賄うことは難しくなっているのです。

    定年退職の年齢と年金受給年齢にさらに差が開くことが示唆されていることに加え、給料が上がらないのに増税や物価の上昇で豊かな生活を送っていくことが難しくなって、貯蓄もままならない状況が今後さらに続いていくと考えなければなりません。国の今の情勢では、将来の保証は期待できず、自身でしっかり築き上げていかなければいけません。

    そのために必要なのが資産形成と運用になるのです。今の生活がままならないのに資産形成が上手くいくのか、懸念する方も多いと思いますが、独学ではなくセミナーなどを活用すると、無理のないプランを立ててもらえ、少しづつ資産を増やしていくことができます。また、資産を築く方法にはいくつか種類がありますが、簡単に始められる方法として投資信託があります。少額から始められ、手間もかからないため、将来の資産運用のデモンストレーションともなれるのでオススメです。

    運用するのにもまずは資産を作り上げなければいけません。形成という前段階をしっかり構築しておくことで、運用もしっかり行なっていくことが可能となるのです。運用する際には築き上げた資産よりも高い利益を出すことが重要になりますが、ギャンブル性を懸念する方も多いと思います。多くの利益を出すことを目的とするのではなく、今ある資産を減らさないようにするという目的で運用していく心構えも重要になってくるのです。

    資産形成に適した金融商品とその理由

    資産形成を行なっていくのに適している金融商品には、株式、投資信託、変額保険、変額年金、外貨預金などがあります。これらの金融商品を活用していくことで運用の前段階である形成をしっかり構築することができます。資産運用も同様に株式、投資信託などが適していますが、形成の段階と異なり、安定した生活を送れる終身保険などが人気となっています。

    大きな利益はなくても、一生涯変わらない金額が貰えることが、多くの日本人の求めるものであると考えられます。価格に変動のある金融商品で運用していく際には、商品選びが重要となり、運用も難しくなります。金融商品の選択の仕方によっては、将来月々に貰える額が大きく差が出ることもあります。

    しかし、その分大きな利益を得られれば、豊かな暮らしを送ることもできるようになります。不動産投資も選択肢の一つですが、景気の良い時代では主流となっていた方法も、物価が高騰している今の状況では利益を得るのは難しくなっているのが現状です。運用の中でも形に残る資産でありますが、それがメリットにも転ぶこともあればデメリットになることもあります。株式や投資信託、保険は形にこそならず、湯水のように消えてしまうこともあります。

    しかし、形に残っていないからこそ、コストが掛からず容易に運用していくことができるため、資産形成に適していると言えるでしょう。資産の価値が将来どのように変化していくかは、予言者でもなければ分かりません。未来が分からないからこそ、運用によって資産を守っていく準備を行なっていく必要があり、ただ貯金を行なっているだけでは将来の保証を確実なものにしていくことができません。

    自然と減ってしまう資産を守るには、減らさないことと増やしていくことが重要であり、国の保証に頼れない今の時代だからこそ、投資などの方法が必要になってくるのです。

    まとめ

    リスクも多くある金融商品による資産運用ですが、セミナーなどに参加して知識を得ておくことで大きな失敗を防げるようになります。資産を賢く守るためにも、資産形成と資産運用の違いや詳細をしっかり把握しておくことが重要になります。構築した資産や投資した金融商品の価格がどのように変動するか、それはその時にならなければ分かりません。

    誰にも予測ができないからこそ、資産を守るための準備を行なっていくことが今の時代必要なこととなるのです。国の保証が明確でないからこそ、自分たちの資産は自分たちでしっかり形成し、運用していかなければならず、その方法や投資する金融商品の選び方には十分に慎重になっていくことが求められます。

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