Zホールディングス(ZHD)傘下のヤフーと LINEは3月1日、経営統合を完了し、国内で延べ3億人以上が利用する情報、決済、コミュニケーションのサービスを持つ企業となった。コマース、ローカル・バーティカル、フィンテック、社会の4つの領域に資源を集中し、それぞれをつなぐ幅広いサービスを提供していく。
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1つのアプリで各種サービスを完結できるスーパーアプリを目指しており、同日会見した ZHDの川邊健太郎代表取締役社長Co-CEOは「スーパーアプリ化を後押ししたい」と意気込みを示した。すでに台湾やインドネシアなどアジアに強みを持つ LINEサービスのグローバル展開を加速する。
旅行や飲食事業は、地域に根差してより効率的なマッチングと集客を支援するローカル・バーティカル分野に位置づけられる。予約・送客のほか、AI(人工知能)を活用することでユーザーと商材のマッチング精度を向上させ、サプライヤーの DX(デジタルトランスフォーメーション)を強化する。
ユーザーに対しては利便性を高めるため、購入・予約・決済のフローと連動し、潜在ニーズを捉えた商品を提案する。ローンや投資、保険など金融商品が一例で、旅行分野では予約キャンセル保険の開発を進める意向で、ユーザーが柔軟に予約できるようにする。
飲食事業では、ITを活用して各店舗の集客支援を強化する。ヤフーロコと一休 .comの飲食店予約サイトを運営しているが、LINEアプリ内に新たに飲食店予約機能として「LINEプレイス」を開設する予定。
一方、両社が運営するアプリには重複する分野があるが、まず決済から着手し、22年4月をめどに LINEペイをペイペイに統合する計画だ。
引用:TRAVEL JOURNAL ONLINE
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