投資信託の種類を解説!

投資信託

2018.10.24

2022.12.02

  • 投資信託の種類を解説

    投資信託がどのようなものであるのか知っていますか?

    言葉自体は聞いたことがあったり、なんとなく分かっていたりしても詳しく説明出来るほどきちんと理解している人はあまり多くはないのではないでしょうか。
    しかし投資信託は数ある投資の方法の中でも非常にメジャーな方法で、資産形成をしていく上ではとても有効な手段の一つです。

    また投資信託にはいくつかの種類がありますので、それぞれどういった内容のものであるのか、どのような内容であるのかということをきちんと理解した上で利用する必要があります。

    もう始めているという方も、これからやってみようと考えている方にも参考になるように説明していきますので、ぜひチェックしてみてください。

    公社債投資信託

    公社債投資信託とは、国債・地方債や、会社が発行している社債などを運用をしていく方法です。

    投資信託の中では比較的リスクが少なく、安全性は高いものであると言われています。
    また、公社債投資信託は株式への投資をしないというのが大きな特徴です。

    最大のメリットとなっているのはやはり安全性が高いことですので、投資信託をしたいけれども少しでもリスクを減らしながら行っていきたい、と言う人からは人気があります。

    一方で、選択する債権の種類によっては元本割れをすることもあることがデメリットです。
    公社債投資信託には国内債券型、外国債券型、内外債券型、派生商品型、MMF型と言うように運用する債券の種類によって様々な種類があります。
    それぞれによって利益の大きさ、リスクの大きさなどは違っていることをきちんと理解しなければなりません。

    そしてリスクが少ないと言うことは、利回りも少ないと言うことになります。
    資産形成のために行う際には、安全性のより高い国内の債権ばかりを選択していると利益が思っているように得られないこともあります。
    資産運用で最も大切なことは、一つの方法に資産を集中させるのではなく、分散させることであると言われています。

    公社債投資信託はリスクが少なく、気軽に始めやすいものではありますが、よりリスクを軽減するため、そしてある程度きちんと利益をだして資産を形成していくためには、公社債投資信託だけに全ての資産を集中させるのではなく、同じように他の投資方法にも分散して利用していくことが必要になります。

    株式投資信託

    株式投資信託とは、株式会社が資金を集めるために発行している証明書である株式に投資をする方法です。

    株式は市場の影響を大きく受けるものですので、価格の上がり下がりが激しいため、リスクが大きいという特徴があります。公社債投資信託では株式を運用することはできませんが、株式投資信託が投資することが出来るのは株式だけではなく、公債や社債も可能です。

    組み合わせ方や利用の仕方を自分の希望にあわせて選択することができ、非常に自由度の高い方法と言えます。
    株式投資信託は、投資を行う対象や運用方法によって、いくつかのものに分類をされています。

    その中でも主に国内の株式を中心に運用をしていくファンドが国内株式型です。
    そして主に外国株式を中心に運用を行うファンドが国際株式型です。

    地域に捉われずに世界中の株式に広く分散して投資を行うものから、アフリカやアジアなど一部の地域や国のものに限定して投資を行うものまで様々なものがあります。

    その他には株式と公社債を組み合わせたり、公社債のみを運用するもの、外国の債券を運用するものの総称であるバランス型といわれるものや、インデックス型といって日経平均株価や東証株価指数といったような数値に連動して運用していくものもあります。

    この他にも運用の仕方によって本当に様々な種類のものがあるのが株式投資信託の大きな特徴でもあります。
    購入する際にはファンドごとにどのような種類の運用が出来るのかが必ず明記されていますので、自分のニーズにあったものであるのかどうかを事前にきちんと見極めてから購入する必要があります。

    また、どれくらい株式を組み入れているのかという比率も重要なポイントとなります。
    これは運用が上手くいくかどうかを左右するものでもありますので、必ず事前に確認しておくことをおすすめします。

    追加型・単位型

    投資信託は、大きく分けると追加型と単位型という2つの種類に分けられています。
    これは購入することが出来る時期が限られているのかそうではないのか、というところに違いがあります。

    追加型はオープン型とも呼ばれ、いつでも希望する時に売買をすることができます。
    信託期限が無制限であったり、期限が非常に長期間に及んでいたり、適宜期限が延長されていくもので現在利用されている投資信託の多くが、この追加型を取っています。

    追加型のメリットとしては、所有しているものをさらに購入することが出来たり、過去の実績を確認してから購入することが出来るということが挙げられます。
    購入することが出来る期間に限りがありませんので、所有している投資信託で得た利益を使用してさらに買い増すということもできます。
    信託期限もありませんので、長期的な運用が可能というのも大きな魅力です。

    一方でデメリットとしては総資産が大きくなりすぎると、1回あたりの取り引き額が大きくなってしまうので、運用をすることが難しくなってしまうということがあります。単位型はユニット型とも呼ばれるもので、初めに設定された期間の間にしか購入することが出来ない方法で、信託期限も初めから決められています。

    現在はあまり利用されているタイプのものではありませんが、それでも新しい商品は毎月のように出てきています。
    単位型投資信託はさらに定時定型とスポット型にの2つのタイプに分けられます。

    定時定型は、似たような性質をもつ商品が定期的に出てくるもので、スポット型は世の中の動きやニーズに合わせて単発で出てくるものを言います。
    メリットとしては一定の期間でしか購入をすることができませんので、総資産が大きくなりすぎて運用が難しくなってしまうということがありません。

    ですが、後から買い増しを行うことが出来ない点や、設定されている期間のうちに購入をするかしないかの判断をしなければなりませんので、過去の運用実績を確認してから購入するということが出来ない点や、信託期間が短く期間を過ぎると自動的に償還されてしまうということはデメリットと言えるでしょう。

    投資信託は専門家に任せて運用をしてもらう方法ですので、初心者の方や自分で時間を取って運用をしていく、ということがなかなかできない人にはとても人気のある資産形成の方法です。

    ですが、一口に投資信託といってもその中には様々な種類があり、運用する商品や運用の仕方はそれぞれ全く違っています。
    様々な種類のものがあるからこそ、どれを利用して良いのか分からなくなってしまうという人もいるかもしれません。
    ですが最も大切なことは自分のニーズや運用目的とその商品が合致しているかということです。
    購入してしまってから失敗したとならないように、きちんと確認をするようにしましょう。

投資信託の一覧へ戻る

投資信託おすすめコラム

よく読まれている資産形成コラム