ソーシャルレンディングとは何でしょうか

ソーシャルレンディングのメリットとは、主に次の5つあると考えられます。利回りの良さも含めて、それぞれ解説していきます。
・利回りの高さ
ソーシャルレンディングの最大の魅力はやはり利回りの高さ。各事業者、投資先企業によって差はありますが、平均利回りは7%とも言われ、他の投資対象と比較してもかなり魅力的です。
・難しい知識が不要
ソーシャルレンディングが注目される理由のひとつとして、初心者と経験者との間に利益の差がほぼ生じない点があります。たとえば株式投資やFXでは、豊富な知識や経験が重要となりますが、それらと比べてソーシャルレンディングでは予備知識をあまり必要としません。
・管理が楽
日経平均株価や為替のように、常に動向をチェックする必要がありません。投資先についての見極めは必要ですが、日々価格が変動するようなものではないので、投資さえしてしまえばあとは運用期間が終了するのを待つだけという手軽さがあります。
・少額かつ短期での運用
ソーシャルレンディングは1万円から始められます。運用期間も3か月～1年ほどの設定が多いため、大きな損失につながるリスクが低いと言えます。
・比較的安定した投資法
投資先（融資先）の企業が貸し倒れとならない限りは、元本が減少することがほぼありません。そのため長期の運用では少し不安な面もありますが、短期間で運用していけば、安定して利益を出すことが期待できます。

いかなる投資においても、メリットがあればデメリットがあるものです。ソーシャルレンディングのデメリットを4つ取り上げておきます。
・運用期間の変更が発生しやすい
ソーシャルレンディングで投資開始すると、運用期間の終了時まで預けた分を引き出すことはできません。運用期間の長い案件に投資する際にはそのあたりを十分理解しておきましょう。企業からの返済が遅れると運用期間が長くなり、早まれば短くなることも考慮しておくべきでしょう。予定通りにお金がかえってこないケースもあるので、余裕資金、運用のための資産を用いたほうが良いでしょう。
・短期的に資産を増やすことはできない
比較的安定的で高い利回りが期待できるものの、元本自体の価格変動はないため、短期的にお金を増やすことにはつながりにくいものとなります。FXや仮想通貨投資のように一度にハイリターンを期待することはできませんので、ソーシャルレンディングはこつこつと資産運用するのに向いていると考えられます。
・融資先の貸し倒れのリスク
投資した企業が、業績悪化により返済が困難になったり倒産してしまったりすると、預けたお金が戻ってこないケースもあります。これは投資家にとっては最も大きなリスクと言えますね。予定通りの運用が行われることができず、結果的に預けたお金が減ってしまうこともあります。
・事業者の倒産のリスク
ソーシャルレンディングの運営事業者が倒産してしまう可能性もあります。ソーシャルレンディング自体新しいサービスのため、事業者も比較的新しく規模の小さい企業も多いのが現状。最悪の場合、事業者の倒産により預けているお金が返ってこないことも考えられます。特に初めて挑戦する場合には、大手事業所の利用がおすすめです。