1.7兆円ETF、ポートフォリオの68%今週組み替えへ-「驚異的」規模


ウォール街で最も人気化した銘柄を追い掛ける160億ドル(約1兆7400億円)規模の上場投資信託(ETF)が、大幅な銘柄入れ替えを今週予定している。テクノロジー株からバリュー株への乗り換えが進む見込みだ。

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ウェルズ・ファーゴの試算によると、ブラックロックの「iシェアーズ・MSCI米国モメンタム・ファクターETF」(ティッカー:MTUM)は過去1年に市場で最高クラスのパフォーマンスを残した銘柄を買い入れるため、「驚くべきことに」ポートフォリオの68%を組み換える。

このリバランスにより金融株の比率は現在の2%未満から33%に上昇する一方、テクノロジー株の比率は40%から17%に低下するという。入れ替えは27日か、その前後に行われる予定。

銘柄入れ替えを今週予定しているのはMTUMだけではないが、他のETFはそれほど大規模にはならなさそうだ。

MSCI指数に追随するETFの中では、iシェアーズMSCI米国ミニマム・ボラティリティー・ファクターETF(USMV、280億ドル規模)は増益率と利益率が上昇し、レバレッジが低下した時価総額の大きい銘柄を追加する公算が大きいと、ウェルズ・ファーゴはみる。iシェアーズMSCI米国クオリティー・ファクターETF(QUAL、200億ドル規模)はボラティリティーが低い銘柄や、「放置された、または人気の乏しい」成長株を買い入れる見通しだ。

両ファンドは今年のパフォーマンスが米国株の主要指数を下回っている。景気改善の波に乗ろうと投資家がディフェンシブ銘柄から資金を移しているためで、この傾向が近く変わる可能性は低いと、ウェルズ・ファーゴは指摘した。

引用:Bloomberg

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