ソフトバンクグループ、メキシコの中古車販売プラットフォームに投資


ソフトバンク・ラテンアメリカのマルセロ・クラウレ最高経営責任者(CEO)は10月14日、自身のリンクトイン(Linkedin)のページで、メキシコのオンライン中古車販売プラットフォーマーのカバック(Kavak)に投資することを公表した。投資額は公開されていない。ソフトバンクグループが2019年3月に設立したソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)によるメキシコ企業への投資は、フィンテック企業のクリップ(Clip、同年5月)に次いで2件目。

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中古車売買の不安を解消する補償提供

メキシコにはカバック以外にも、中古車のオンライン売買が可能なサイトが幾つも存在するが、それらとの違いは、中古車購入者の不安感を取り払う補償や販売者への利用メリットを前面に打ち出したサービスにある。購入者にとって、中古車は新車と異なり、過去の故障歴や事故歴を知ることは重要な点だ。

まず、販売者は2010年製以降、かつ走行距離10万キロ未満の車両しか登録することができない。販売者がシステム上に車を登録した後、カバックは独自に設定した240項目におよぶ検査項目に基づき車両検査を行う。検査を通過しない車両はシステムへの登録が拒否されるため、購入者は安心してオンライン上で中古車を選ぶことができる。同社の検査チームは常時100人態勢を組んでおり、検査場のみならず、販売者の自宅に検査員が訪問して実施することも可能だ。販売者にとっては、仮に検査に合格せず、カバックを通じて車両を売却することができなくても、無料で検査を受けることができるというメリットがある。

購入者は、カバックのシステムを利用するために5,000ペソ(約2万8,500円、1ペソ=約5.7円)をデポジットする必要があるが、車両購入後、カバックは100日間の補償と300キロまでの走行保証を付けており、この保証内であればいつでも車両の返却と返金に応じるため安心だ。

カバックはまた、メキシコ大手銀行BBVAメキシコのオートファイナンスと連携し、購入者の分割購入を促している。年率は約14~16%と高いが、メキシコでは一般的な購入後数カ月間の利子なし貸し付け(MSI:Meses Sin Intereses)を導入しており、購入者の購買意欲を高める工夫をしている。

引用:JETRO

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