リネットジャパン デジタル通貨開発会社と合弁 カンボジアでネット銀行参入


東証マザーズ上場でリサイクル事業などを手掛けるリネットジャパングループが、カンボジアでの金融事業を強化する。月内にも、カンボジア国立銀行が実用化を目指すデジタル通貨「バコン」を開発したフィンテックベンチャーのソラミツ・ホールディングス(HD、スイス・ツーク州)と合弁会社を設立。新会社を通じて2021年春にも現地でネット銀行に参入する。

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リネットジャパンは18年に現地のソーシャル・マイクロファイナンス(小規模金融)機関であるチャムロンを子会社化し、カンボジアの金融ビジネスに進出。19年にはマイクロ保険のプレボアを子会社化し、業容を拡大してきた。ネット銀行への参入を通じ、カンボジアでの金融事業を次代に向けた経営の柱へと育成する方針だ。

リネットジャパンがソラミツHDと共同で設立する新会社は、リネットジャパンが80%、ソラミツHDが20%という出資比率になる見通し。新会社では、カンボジアが実用化を目指しているバコンを活用したビッグデータ関連事業を手始めに、ネット銀行への参入、農村地域への金融サービスの普及といった“金融包摂”に取り組んでいく。

世界銀行の統計によれば、カンボジアでは15歳以上の国民の口座開設率が20%程度にとどまっている。一方で、スマートフォンの普及率は127%に達することから、デジタル通貨を活用した金融サービスの普及の素地は整っていると判断した。リネットジャパンでは、ネット銀行事業を進めることで、これまで金融サービスにアクセスできなかった農村地域でもサービス利用の機会を提供できるとしている。

リネットジャパンは、国内でネットを活用したリユース事業「ネットオフ」や小型家電リサイクル事業を展開。カンボジアでも、人材育成や技能実習生の送り出し事業、自動車などの車両販売事業に加え、金融事業にも進出してきた。

ソラミツHDはブロックチェーン技術に強みを持つフィンテックベンチャー。ブロックチェーンを使ったカンボジアのバコンやロシアのモスクワ取引所グループの保管振替機構などを開発した実績がある。

引用:SankeiBiz

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