中国のテンセント(インターネット関連の子会社を通してソーシャル・ネットワーキング・サービス、インスタントメッセンジャー、Webホスティングサービスなどを提供)から、1億8000万ドル(約200億円)を調達したブラジルのユニコーン企業。「Nubank(ヌーバンク)」
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ブラジルのユニコーン企業となったNubank(ヌーバンク)
Nubankは100%オンラインで店舗を持たず、効率を重視したオペレーションを行うことでこれまで銀行口座を持てなかった層への金融サービスを提供している。
ブラジルでは、収入面などの問題から銀行で口座を作れない層が多く存在。銀行に口座がないと各種料金の支払や給与の受け取り等を含むすべてのお金のやりとりを現金で行わなければならないので非常に不便。治安に問題があるブラジルでは盗難等のリスクも大きく、預金や投資といった金融活動も出来ない状況。
Nubank(ヌーバンク)が成功を収めた要因とは
Nubankが成功を収めた要因の一つに、銀行サービスよりも先に、クレジットカードサービスの提供を始めたことが挙げられてる。
「得体の知れない企業に、大事なお金を預けたいと思う人は少ない。しかし、クレジットカードサービスなら知名度のない企業でも利用者を伸ばせると考えた」とNubank創業者のヴェレスが述べている。
さらに、ヴェレスはこう述べた。
「今後の20年から30年先を考えた場合、Nubankは非常に良いタイミングで事業をスタートできたと思う。市場のリーダーとしてのポジションをキープするために、常に顧客のことを第一に考え、イノベーティブであり続けたい」
世界規模になるスタートアップ環境
悪環境から何とか脱出したいというアクションがイノベーションを興し、ビジネスにつながる。
日本では昨今IPOの数が減少し、MAの数が増加している。
スタートアップがアイデアを創出し、経営困難からアイデアを大手に買収される状況が増えているとも聞く。
日本国内に留まらず、スタートアップが躍進する土俵は世界規模と言えるのではないだろうか。
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