インドネシア発フィンテック デジタルウォレット「OVO」「Taralite(P2Pレンディング)」を買収


KrAsia が最初に報じたように、インドネシアのコングロマリットが所有するデジタルウォレット OVO が、オンラインレンディングの分野で実績を残すべくインドネシア拠点の P2P レンディングサービス Taralite を買収した。

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買収手続きは2月に完了したと言われているが、契約条件については明らかにされていない。

Taralite の設立者である Abraham Viktor 氏は、この買収劇について以下のように語っている。なお、Viktor 氏は買収後も同社 CEO に留まる予定だという。

OVO に参加する主な理由は、この合併で Taralite が手掛ける融資サービスの多様化、そしてより大きなスケールを実現できると考えたからです。

今日まで OVO は、Grab と Tokopedia の両方に統合したサードパーティのウォレットとして機能していた。Taralite のオンラインレンディング機能を追加することで、OVO は自社のエコシステム内において買物客や業者にお金を融資することが可能となる。

Viktor 氏はこのように語った。

この取引以前は、Tokopedia で OVO の「後払い」オプションをサポートしていました。弊社は昨年から OVO と連携しているので、この合併は実にタイムリーです。

Taralite にとって最後の投資ラウンドは、日本の SBI ホールディングスから630万米ドルを調達した2017年である。

Taralite は2015年に設立され、当初 Wedlite という名前だった。個人利用向けに融資を行うフィンテックプラットフォームとして、60人のチームでサービスを提供していた。

買収後、Taralite チームはジャカルタにある OVO 本社に移籍した。

Taralite はインドネシアで最初のフィンテックスタートアップの1つとされている。また、OVO は同国で有名なコングロマリット Lippo Group の関連企業である。

引用:THE BRIDGE

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