中国、フィンテック・プラットフォームの提携行に制限も=元財政相


[北京 20日 ロイター] – 中国の楼継偉元財政相は、当局が単一のフィンテック・プラットフォームが提携可能な銀行の数を制限し、過剰な市場シェアの確保を阻止する可能性があるとの見方を示した。国営メディアが20日、報じた。

証券時報によると、同氏は19日に開かれた富裕層向け資産管理のフォーラムで、単一のフィンテック・プラットフォームがシェアを余りにも大きくすれば、不良資産につながる可能性があると指摘。同氏は中国政府の諮問委員会の幹部として影響力をなお持っている。

「われわれは単一のプラットフォームが協業できる銀行の数を制限し、同じ条件下でより多くのプラットフォームが同様の事業を手掛けられるようにできる」と説明。勝者が「独り勝ち」し、「大き過ぎてつぶせない」規模まで拡大するのを認めるべきではないとした。

中国政府は先月、アリババ・グループ・ホールディングや騰訊控股(テンセント・ホールディングス) を含む国内の大手IT企業への監視強化を打ち出した。これら企業の多くは大量の利用者データを集めている。

引用:REUTERS

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