保険にテクノロジーを活用した「インシュアテック」の市場規模が、2019年度は前年度比25%成長の890億円になる見込み──。矢野経済研究所が発表した調査で判明したもので、調査は2022年度には2450億円になると指摘している。
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2020年度には1,000億円を突破する見込み
保険(インシュアランス)とテクノロジーをかけ合わせたインシュアテック。フィンテックの一種として近年、注目を集めている。
調査によると、2016年度は490億円程度だったインシュアテック市場規模は毎年拡大を続け、18年度は710億円となった。19年度の890億円(見込み)から、20年度には1,000億円を突破し、22年度には2,450億円となると予測している。3年で2.75倍という急成長だ。その理由として、AIやクラウドの活用、ライフスタイル全体を支援する商品が増えていくことを挙げている。
さらに市場の概況として、AIの活用領域が広がっていることを指摘した。従来、保険分野ではAIを不正検知や引き受け査定に使われていたが、最近では、保険商品の開発や保険営業にも使われているという。その上で、加入者の健康状態や健康に向けた取り組みに応じて保険料が変更できる商品を開発するべく、データ収集が進められていることも紹介した。
また今後は、保険商品の「基本路線」として、健康診断結果や生活データを元に保険料が変動する商品や、普段の生活から病気時の医療の提供、給付金の支払いまで一貫させた商品が提供されると指摘した。
引用:coindesk JAPAN
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