インドネシアで拡大のフィンテック市場、銀行との提携が加速


インドネシアのスタートアップとしては、最速でユニコーンの地位を獲得したことで知られる株式取引アプリの「Ajaib」が先日、現地の銀行のブミアルタ(Bumi Arta)の24%の株式を取得した。

インドネシアではここ最近、銀行口座を持たない人々を金融サービスに取り込もうとするフィンテック企業による、伝統的な金融機関への出資や買収が相次いでいる。

インドネシア証券取引所に提出された書類によると、Ajaibは11月17日にブミアルタの株式55万4000株を約5000万ドルで取得した。Ajaibの共同創業者でCEOのAnderson Sumarliは、「当社のテクノロジーで、インドネシアの金融分野のインクルージョンを高め、スモールビジネスを支援していく」と述べている。

2018年創業のAjaibは、スタンフォード大学のMBAコースで出会ったSumarliとYada Piyajomkwanによって設立された。2人は昨年、フォーブスの「30アンダー30」のアジア部門に選出されていた。

Ajaibは昨年10月、ユーリ・ミルナーのDST Globalが主導した資金調達ラウンドで1億5300万ドルを調達し、評価額が10億ドルに達していた。このラウンドには、香港の李嘉誠のホライゾンベンチャーズやソフトバンクベンチャーズも参加していた。Ajaibは、GoTo、Bukalapak、Traveloka、Ovo、J&T Express、Xenditらに続くインドネシアで7番目のユニコーンだ。

引用:Forbes JAPAN

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