[東京 24日 ロイター] – 三菱UFJフィナンシャルグループの亀澤宏規社長はロイターとのインタビューで、アジアのテック関連のスタートアップ企業向け融資ファンドを2022年初めに新たに立ち上げる予定だと明らかにした。出資額は3億米ドル(約300億円)。融資先企業の新規株式公開(IPO)を持分法適用会社のモルガン・スタンレーと協働していく考えも併せて示した。
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新設する2号ファンドは、イスラエルのフィンテック企業「Liquidity Capital」との合弁会社「Mars Growth Capital」(MGC)を通じて立ち上げる。融資対象は事業が本格的に成長し始めた段階のミドルステージと経営が安定してくる段階のレイターステージのスタートアップ企業としている。
融資判断には、人工知能(AI)を駆使して企業の将来の収益などを予測するLiquidity社のAI与信モデルが使用される。
融資による資金調達は株式を希薄化させることがないため、亀澤社長は「相当評判になっている。驚くほど引き合いが来ている」と述べた。MGCはすでに約600社と面談を実施し、11社と融資契約を締結したという。
亀澤社長はまた、融資先企業がIPOを行う場合は同業務に強みを持つモルスタと協働していきたいとし、「ここはもしかすると化けるというか面白いかなと思っている」と語った。
三菱UFJFGは20年8月に1号ファンドを設立。今年9月には、出資約束金を8000万米ドル(約80億円)から2億米ドル(約200億円)に増額した。
引用:reuters
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