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日経225連動の投資信託とは?コストの低いおすすめの投資信託も紹介!

資産形成をする上で多くの方が購入を検討するのが投資信託。
一口に投資信託といっても、商品ごとにどんな対象にどのような投資をするのかが変わってくるため、どんな投資信託を買えばいいのか悩んでしまうこともあるでしょう。

そこで投資初心者の方に人気なのが「日経225連動型の投資信託」です。
この記事では、日経225連動の投資信託商品の中でも、コストの低い投資信託商品を4つご紹介します。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・銘柄への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※また、本記事は2022年11月末日時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

日経225と連動する投資信託について

日経225と連動する投資信託の特徴は、日本国内の有名な指数である「日経225」に連動するように運用されというものです。
そのため、日経225と連動して同じ動きをするような投資信託を購入することで、日本を代表する企業の株式に簡単に分散投資できるのが魅力となっています。

投資信託自体は購入手数料や換金時の手数料(≒信託財産留保額)、信託報酬などのコストがかかるのが一般的です。
しかし、日経225と連動するような投資信託だと運用コストが少なくて済むため、諸手数料や信託報酬などの投資家側が支払うコストも低く抑えられるといった特徴があります。
ものによっては、購入時の手数料が発生しないようなものもありますので、無駄なコストを支払いたくないという方にもおすすめだと言えるでしょう。

日経225と連動する主な投資信託としては、以下のような商品が挙げられます。

注意しなければならないのは、金融機関ごとに販売している商品が異なるということです。
例えば「PayPay投信 日経225インデックス」はPayPay銀行では購入できますが、楽天証券では取り扱いがないため購入することができません。

もしどうしても購入したい銘柄があるのであれば、その銘柄の取り扱いがある金融機関で証券口座を開設するようにしましょう。

そもそも日経225とは?

日経225とは日経平均株価とも呼ばれ、日本経済新聞社が発表している日本の株式市場の値動きを示す株価指数のことを言います。
数ある株価指数の中でも非常に注目されている指数となっているため、経済に明るくない方でもニュース番組や新聞でこの単語を目にしたことがあるでしょう。

東証プライム市場(旧:東証一部)に上場している大手企業のうち、代表的な225社の銘柄をもとに計算されており、投資信託や先物取引の商品に利用されているだけでなく、日本の経済動向を測る指標としても活用されています。

日経225として選出される銘柄は、定期的に見直しがかかっているのも大きな特徴。
そのため、日経225に連動する投資信託を購入しておくだけで効率的な分散投資が可能になるのです。

ちなみに、日経225はリーマンショックやコロナショックなどを始めとしたアップダウンを繰り返しながらも、この5年間で緩やかに右肩上がりで成長しており、日本の株価指数としては非常に魅力的だと言えるでしょう。

コストの低いおすすめ投資信託

投資信託は通常、その投資対象に応じて成果が変わってきます。そのため、日経225に連動する投資信託商品は、どれもほぼ同じ値動きになるといった特徴を持ちます。
このことを踏まえると、日経225に連動する投資信託を選ぶ際は、実際に支払うことになるコストや、純資産総額を比較検討することが重要になることが分かるのではないでしょうか。

ここでは、比較検討すべき二つのポイントが優れている以下の4つの銘柄をご紹介します。

いずれも名前がややこしいと感じてしまうかもしれませんが、投資信託の商品名称には「商品名」「投資先」「運用方法(アクティブ運用orパッシブ運用)」「手数料の有無」が盛り込まれているという特徴があります。

この特徴に照らし合わせてみると、いずれの商品も日経225に連動する(≒インデックス運用)商品であることが名前からも分かるようになっています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド

委託会社 ニッセイアセットマネジメント
基準価額 17,510円(22/11/25現在)
純資産 41,508百万円
信託報酬 0.154%以内
購入手数料 0円
運用方針 「ニッセイ日経225インデックスマザーファンド」を通じて、実質的に国内の金融商品取引所上場株式に投資することにより、「日経平均株価(日経225)」(配当込み)の動きに連動する投資成果を目標に運用を行う

参考:ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド |投資信託・外貨建MMF|SBI証券 (sbisec.co.jp)

ニッセイグループの一社が運営委託する<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドは、名前からも分かる通り購入時と換金(売却)時に手数料がかかりません。また、2016年から運用し続けられており、基準価額を順調に右肩上がりで伸ばしている実績を持ちます。

分配金はありませんので、保有し続けていてもお金が入ってくるようなことはありませんが、長く運用実績のある日経225連動投資信託を購入したいのであれば、おすすめの商品と言えます。

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)

委託会社 三菱UFJ国際投信
基準価額 13,165円(22/11/25現在)
純資産 24,350百万円
信託報酬 0.154%以内
購入手数料 ※販売会社によって異なる。0円もあり
運用方針 日本の株式を投資対象とし、日経平均トータルリターン・インデックスと連動する投資成果をめざして運用を行う

参考:三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) |投資信託・外貨建MMF|SBI証券 (sbisec.co.jp)

シリーズ合計純資産残高4兆円を突破するeMAXISシリーズの日経225連動投資信託商品が、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)です。
今回ご紹介する商品の中では最も基準価額が低いですが、設定日から4年以上の運用実績を持ち、ターゲットとする日経225の値動きに準じた成果を実現しています。

委託会社は三菱UFJグループということもあり、非常に信頼感のおける商品と言えます。
ちなみにeMAXIS Slimシリーズは日経225に連動する商品だけでなく、全世界に投資する「オール・カントリー」や米国株式の代表的な指数である「S&P500」など、さまざまなインデックス商品も人気です。
インデックス投資で重視すべきコストの低さについても、eMAXIS Slimシリーズの商品は売りにしていますので、長期的な投資としてもピッタリな商品だと考えられます。

iFree 日経225インデックス

委託会社 大和アセットマネジメント
基準価額 18,652円(22/11/25現在)
純資産 37,975百万円
信託報酬 0.154%
購入手数料 ※販売会社によって異なる。0円もあり
運用方針 日本の株式に投資し、投資成果を日経平均株価(日経225)の動きに連動させることをめざして運用を行なう

参考:大和-iFree 日経225インデックス |投資信託・外貨建MMF|SBI証券 (sbisec.co.jp)

金融大手の大和グループの一社が委託会社であるiFree 日経225インデックスは、今回ご紹介する商品の中で最も基準価額が高いのが特徴です。
投資信託の場合、基準価額が高いからといって成績がいいということにはなりませんが、その分人気の商品であるということは一定言うことが可能です。
低コストかつ安定的な運用実績を持つこともあり、2016年の設定日から多くの投資家に選ばれてきました。

過去には楽天証券が実施した、個人投資家の投票で選出される「第7回楽天証券ファンドアワード」で最優秀賞を受賞しており、人気の高さが証明されていると言ってもいいでしょう。
交付請求書(投資信託の説明書のようなもの)の作りも非常に分かりやすく、これからコツコツと投資に挑戦していきたいという方におすすめです。

たわらノーロード 日経225

委託会社 アセットマネジメントOne
基準価額 16,166円(22/11/25現在)
純資産 74,840百万円
信託報酬 0.187%以内
購入手数料 0円
運用方針 日経平均株価(日経225)に連動する投資成果をめざして運用を行う。購入時および換金時に手数料がかからないファンド

参考:One-たわらノーロード 日経225 |投資信託・外貨建MMF|SBI証券 (sbisec.co.jp)

2015年から運用されているたわらノーロード 日経225は、文字通りノーロード(販売手数料無料)であることが特徴の投資信託です。
他の3商品に比べると若干信託報酬が高めということもあり、保有し続けた時のコストには注意する必要があるでしょう。

基本的に日経225に連動するようなインデックス型の投資信託では、商品ごとによって利回りに大きな差が出てきません。そのため、保有し続ける時のコストとなる信託報酬はできるだけ低い商品を選ぶのがセオリーとなっています。

ただ、ファンドの純資産額が他3商品よりも最も大きく、適切なタイミングで銘柄を入れ替えられる体力が非常に強いのが魅力なポイント。
非常に大きな規模のファンドとなっていますので、安心面という意味では他の3商品に比べて高いと考えてよいでしょう。

つみたてNISAも対象

今回ご紹介した4つの商品は、つみたてNISAを使って投資することもできます。
いずれの商品も、長期的に右肩上がりの成長をしてきている日経225に連動した分散投資が可能になっていますので、中長期的な資産形成に取り組みたいという方におすすめとなっています。

また、共通した特徴として購入時の手数料がかからないというものも挙げられます。(販売会社による)
特定の指数の動きに準じるようなインデックス型の投資信託商品だと、とにかく低いコストのものを選ぶことが大切です。販売手数料や換金時の手数料はもちろん、信託報酬といった商品を保有しているだけでかかるコストがいくらかも確認しておきましょう。

どんな証券会社を選べばいいか悩んでいる方はこちらのサイトも参考にしてみてください。

まとめ

日経225に連動する投資信託は、非常に分かりやすく、かつ簡単に日本の大企業に分散投資できるため、投資初心者にも非常におすすめの商品となっています。
今回ご紹介した4つの商品をはじめ、取引コストの低い商品を見つけて投資を始めるのを検討してみてください。

また、インデックス投資を始めた後に考えるべき出口戦略については以下の記事で解説しています。投資を始める際に合わせて参考にしてみてください。

インデックス投資の出口戦略はどうする?考え方の基本と4%ルール