7月22日の「ディアリオ・フィナンシエロ」紙によると、ソフトバンクグループ(SBG)はチリのフィンテック企業に2,000万ドル以上の投資を行う。SBGは2019年3月に、中南米におけるイノベーション事業へ向けた50億ドルのファンドの設立について発表している(2019年6月7日付地域・分析レポート参照)。SBGのマネジングパートナーを務めるアンディ・フレイレ氏によれば、既にチリにおける投資先の候補として10~15社程度の企業のリストアップを完了しているが、締結済みの機密保持協定を理由に、社名については明かされていない。
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フレイレ氏は、SBGのチリへの投資の動機として、電子マネー、支払い手段、国際送金などの分野に関連するフィンテック企業の存在を挙げている。またSBGは、同社のエコシステムに属する企業を中南米に招く「テック・ハブ」プロジェクトにおいて、参加企業のパートナーとなり得る「ポテンシャルと能力はあるが、自身のプロジェクトを持たない起業家」も求めているとした。フレイレ氏は、中南米における次のユニコーン企業は、チリから生まれることになるだろう、とも発言している。
SBGは今後、チリの政府機関に対し、同社のチリへの投資についての説明を行い、チリ国内でのイノベーション創出プロセスにおける協力を得る予定だ。
引用:JETRO
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