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インドネシアのオボとダナが合併で合意

インドネシアの大手フィンテック新興企業2社、オボ(OVO)とダナ(DANA)は、合併することで原則的に合意した。競争力を高め、ゴジェックの決済サービス「ゴーペイ」に挑む。事情に詳しい関係者が明らかにした。

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●オボはソフトバンクGが出資する配車サービスのグラブが支援
●ダナはアリババ関連会社アント・ファイナンシャルが支援

デジタル決済のオボとデジタルウォレットのダナはキャッシュバーン(現金燃焼)を減らすため、評価額や構造を巡る相違点を調整した。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。

新型コロナウイルスの感染拡大で合意の締結は遅れているが、詳細がまとまり次第、実現する可能性があると関係者は話している。合併の条件や時期が今後変更されたり、協議がなお物別れに終わったりすることもあり得るという。
両社の合併は、グローバル企業のいわば代理争いだ。オボはシンガポールの配車サービス会社グラブ・ホールディングスが支援しており、グラブの主要出資企業はソフトバンクグループ。ダナは中国のアリババ・グループ・ホールディング関連企業、螞蟻金融服務集団(アント・ファイナンシャル)が支援。一方、ゴジェックの出資企業は米フェイスブックやペイパル・ホールディングスなど。

グラブとオボ、ダナ、アント・ファイナンシャルの担当者はコメントを控えた。

オボとダナの合併で、人口世界4位のインドネシアで最大規模のデジタル決済プラットフォームが誕生する公算が大きい。ゴジェックのゴーペイとオボはいずれも、インドネシア最大の電子ウォレットプラットフォームだとしている。

引用:Bloomberg

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