高島屋は17日、投資信託の仲介などを手掛ける金融サービスを始めた。高島屋日本橋店(東京・中央)に専用カウンターを設置し、ファイナンシャル・アドバイザーが顧客の資産形成や資産承継をサポートする。高島屋は金融事業を百貨店事業や不動産事業に続く収益の柱として育てる考えだ。中期的には金融関連事業の営業利益で現在の約2倍となる100億円を目指す。
子会社の高島屋ファイナンシャル・パートナーズが独立系金融アドバイザー(IFA)として金融商品仲介業に登録した。高島屋は4月にSBI証券と業務提携しており、SBIが扱う2600種類以上の投信から、顧客の要望や資産に応じて商品を仲介する。
高島屋日本橋の8階に設けた専用カウンターでは、ファイナンシャルアドバイザーが顧客の将来設計に合わせ各種プランを提案する。カウンターは他の大型店に広げることも検討する。7月上旬には、高島屋のカードで投信を積み立て購入するとポイントがたまるサービスも始める。
17日のサービス開始に合わせて、高島屋の村田善郎社長は「顧客との信頼関係やきめ細かなサービスを通じて、様々なニーズを取り込みたい」とあいさつした。新型コロナウイルスの影響で本業の百貨店事業は厳しさを増しており、富裕層などの顧客基盤を生かして金融事業をいち早く拡大したい考えだ。
引用:日本経済新聞
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